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ぬけ-め [0] 【抜け目】🔗🔉

ぬけ-め [0] 【抜け目】 (1)抜けたところ。欠けたところ。 (2)手抜かり。手落ち。心配りの足りないところ。

――がな・い🔗🔉

――がな・い (自分の利益になることに)よく気がついて,手抜かりなく,ずるがしこく立ち回るさま。

ぬけ-もの [0] 【抜け物】🔗🔉

ぬけ-もの [0] 【抜け物】 (1)抜け買いや抜け売りをした物。密輸品。また,盗品。 (2)他に抜きん出てすぐれているもの。

ぬ・ける [0] 【抜ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ぬ・く🔗🔉

ぬ・ける [0] 【抜ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ぬ・く (1)中にある物が外に出る。(ア)中にはまり込んでいる物,生えている物が取れる。脱落する。「毛が―・ける」「打った釘が―・けてしまう」「人形の首が―・ける」(イ)中に充満していた物が自然に外へ出る。「タイヤの空気が―・ける」(ウ)中に含まれていた物が外へ出る。「油気が―・ける」「気の―・けたビール」「ペンキの匂いがまだ―・けない」(エ)人の気力・疲れ・習慣などがなくなる。消える。「全身の力が―・けてしまう」「腰が―・ける」「疲れが―・ける」「朝寝のくせがまだ―・けない」「言葉のなまりが―・ける」(オ)構成要素の一部がなくなる。脱漏する。脱落する。「名簿に私の名が―・けている」「途中で一六ページ分―・けている」「説明が―・けている」 (2)(「脱ける」とも書く)現在の状態から離れる。(ア)所属していた組織を離れる。離脱する。「会を―・ける」「グループから―・ける」(イ)自分の持ち場を一時的に離れる。「忙しくて職場を―・けられない」(ウ)逃げ去る。のがれ出る。「ここにあつてはあしかりなんと思ひ給ひて,足にまかせて―・け給ふ程に/平治(中・古活字本)」(エ)うまく言い訳をする。言いのがれる。「左様(ソウ)―・けてはいけぬ,真実の処を話して聞かせよ/にごりえ(一葉)」 (3)向こう側へ出る。(ア)穴ができる。「バケツの底が―・ける」(イ)通り抜ける。「人ごみを―・ける」「この路地は―・けられません」 (4)(魂・知恵などが抜ける,の意で)注意力が散漫である。知恵が不足している。普通,「抜けた」「抜けている」の形で用いる。「君もずいぶん―・けているなあ」「ちょっと―・けた男」 (5)「ぬけるような」「ぬけるように」の形で,すき通っているさまをいう。「―・けるような青空」「―・けるように白い肌」 (6)他人よりもすぐれる。ひいでる。「少し人に―・けたりける御心と覚えける/源氏(藤裏葉)」 〔「抜く」に対する自動詞〕 [慣用] 灰汁(アク)が―・気が―・間(マ)が―・目から鼻へ―

大辞林 ページ 151635