複数辞典一括検索+

ぬけ・でる [3] 【抜け出る】 (動ダ下一)🔗🔉

ぬけ・でる [3] 【抜け出る】 (動ダ下一) (1)中から外に出る。「トンネルから―・でる」「絵から―・でたような美女」 (2)こっそり出る。抜けて出る。「勤務中に―・でる」「古い観念から―・でる」 (3)他のものより高く現れ出る。突き出る。「ビルの間から東京タワーが―・でて見える」 (4)他のものより特にすぐれている。ぬきんでる。「一段と―・でた才能」

ぬけ-に [0] 【抜け荷】🔗🔉

ぬけ-に [0] 【抜け荷】 江戸時代,幕府の禁令を破って行われた密貿易。当時,外国との取引は長崎会所を通して行われ,厳重に統制されていた。出買い。

ぬけ-ぬけ 【抜け抜け】🔗🔉

ぬけ-ぬけ 【抜け抜け】 ■一■ [1][3] (副) (多く「と」を伴って) (1)ずうずうしく平気なさま。無恥で厚かましいさま。「―とうそをつく」 (2)間の抜けているさま。愚かなさま。「子細を問へば,返事もせず。―とぞ見えける/沙石 8」 ■二■ [0] (形動ナリ) 一人ずつひそかに列から抜けるさま。「先駆けのつはものども,―に赤坂の城へ向つて/太平記 6」

ぬけ-ば [0] 【抜け歯】🔗🔉

ぬけ-ば [0] 【抜け歯】 抜け落ちた歯。また,ところどころ抜けて欠けている歯並び。

ぬけ-ふう [0] 【抜け風】🔗🔉

ぬけ-ふう [0] 【抜け風】 談林俳諧の手法の一。そのものを句の表面に出さず余意にそれを利かせること。例えば「鹿を追ふ猟師か今朝の八重霞」の句は,「鹿を追ふ猟師山を見ず」の諺を下敷きにして,上五に「山を見ず」の語を利かせた詞のぬけの例。ぬけ。

ぬけ-ぶね [0] 【抜け船】🔗🔉

ぬけ-ぶね [0] 【抜け船】 (1)役儀の定まっている船を,許可なしに他の用に使うこと。また,その船。「同じこころの瓢金玉,―を急がせ/浮世草子・一代男 5」 (2)江戸時代,幕府の禁令を犯して海外へ渡航した船。また,それによって密貿易・密出国を行なった船。

ぬけ-まいり ―マリ [3] 【抜け参り】 (名)スル🔗🔉

ぬけ-まいり ―マリ [3] 【抜け参り】 (名)スル 親や主人また村役人に無断で家を抜け出し,伊勢神宮に参拝すること。帰ってからも叱責されなかった。江戸時代に流行。抜け参宮。

大辞林 ページ 151634