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ぬ-た 【沼田】🔗🔉

ぬ-た 【沼田】 (1)泥深い田。ぬまた。「小黒崎―のねぬなは踏みしだき/散木奇歌集」 (2)〔猪(イノシシ)は泥の上に枯れ草をしいて寝ることから〕 猪の寝床。また,泥土。「君恋ふと猪のかるもより寝覚して浴(ア)みける―にやつれてぞをる/散木奇歌集」 (3)だらしないこと。しまりがないこと。「任達は放蕩として―なる貌そ/蒙求抄 4」

ぬた-あえ ―アヘ [0] 【饅和え・饅韲】🔗🔉

ぬた-あえ ―アヘ [0] 【饅和え・饅韲】 「饅(ヌタ)」に同じ。

ぬた-う・つ (動タ四)🔗🔉

ぬた-う・つ (動タ四) (1)(猪(イノシシ)が)泥土の上をころげまわる。「恋をしてふす猪(イ)の床はまどろまで―・ちさます夜半の寝覚よ/夫木 27」 (2)のたうつ。「―・つ泥だらけな豚にならうずものを/史記抄 10」

ぬた-うなぎ [3] 【沼田鰻】🔗🔉

ぬた-うなぎ [3] 【沼田鰻】 メクラウナギ目の海魚。全長約60センチメートル。体形はウナギに似るが,目の後方に六,七対の鰓孔(エラアナ)がある。体表は粘液におおわれる。夜行性で目は退化し,外からは見えにくい。体色は黒褐色。食用。本州中部以南の沿岸に分布。イソメクラ。ベト。

ぬた-く・る [3] (動ラ五[四])🔗🔉

ぬた-く・る [3] (動ラ五[四]) (1)体をくねらせてはいまわる。のたくる。「ミミズが―・る」 (2)へたな字などをぶざまに書きつける。「色紙にへたな俳句を―・る」 (3)絵の具・墨・白粉(オシロイ)などをむやみになすりつける。べたべたと塗りつける。「おしろいを―・る」

ぬた-なます [3] 【饅膾】🔗🔉

ぬた-なます [3] 【饅膾】 「饅(ヌタ)」に同じ。

ぬた-はだ 【🔗🔉

ぬた-はだ】 〔古くは「ぬたはた」〕 シカの角の表面の波状の凹凸。ぬため。ぬた。[ヘボン(三版)]

大辞林 ページ 151641