複数辞典一括検索+

のさばり-かえ・る ―カヘル [5] 【のさばり返る】 (動ラ五)🔗🔉

のさばり-かえ・る ―カヘル [5] 【のさばり返る】 (動ラ五) 「のさばる」を強めていう語。非常にいばって横柄な態度をとる。「権力を笠に着て―・る」

のさ-ば・る [3] (動ラ五[四])🔗🔉

のさ-ば・る [3] (動ラ五[四]) (1)ほしいままに伸び広がる。はびこる。「蔦(ツタ)の蔓(ツル)が塀いっぱいに―・る」「暴力団が―・る」 (2)横柄な態度をとる。ほしいままに振る舞う。「何と亭主久しいのと,―・り上れば/浄瑠璃・曾根崎心中」 [可能] のさばれる

のさ-もの 【のさ者】🔗🔉

のさ-もの 【のさ者】 のんき者。横着者。「―を使ひにやれば,近い所も道寄りをして/狂言・文荷(虎清本)」

の-ざらし [2] 【野晒し】🔗🔉

の-ざらし [2] 【野晒し】 (1)野外で風雨にさらすこと。また,さらされているもの。 (2)野に捨てられ,風雨にさらされて白くなった骨。特に,頭骨をいう。されこうべ。

のざらし 【野晒し】🔗🔉

のざらし 【野晒し】 落語の一。隣家の尾形清十郎から,昨夜の女の正体は釣りに行った隅田川で回向した髑髏(ドクロ)と聞いた八五郎も釣りに出かけ,空想にふける。上方落語「骨つり」は,石川五右衛門の髑髏に回向するという筋。

のざらしきこう ―キカウ 【野ざらし紀行】🔗🔉

のざらしきこう ―キカウ 【野ざらし紀行】 俳諧紀行。一巻。1685〜87年成立。松尾芭蕉作。1684年秋,門人苗村千里を伴い江戸から伊賀に帰郷し,吉野・山城・美濃・尾張などに遊び,翌年尾張を経て木曾路にはいり四月江戸に戻るまでの旅の紀行。蕉風樹立への意欲がみられ,俳諧修業の旅であった。甲子吟行(カツシギンコウ)。

の-ざれ 【野晒れ】🔗🔉

の-ざれ 【野晒れ】 (1)「野ざらし」に同じ。「―の首は源の義朝/浄瑠璃・平家女護島」 (2)生まれて三か月までに捕らえた若鷹。また,冬に捕らえた鷹。

大辞林 ページ 151840