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の-て [1] 【野手】🔗⭐🔉
の-て [1] 【野手】
江戸時代,村落共有の入会(イリアイ)地となっている原野・荒野から農民が得る利益(秣(マグサ)や萱(カヤ)・菰(コモ)などの草木)に対し課せられた雑税(小物成(コモノナリ))の総称。
ので (接助)🔗⭐🔉
ので (接助)
〔準体助詞「の」に格助詞「で」が付いてできたもの。一説に,「で」は断定の助動詞「だ」の連用形の「で」からとも。近世末期以降の語。話し言葉でのくだけた言い方では「んで」の形でも用いられる〕
活用語の連体形に接続して,既定の順接条件を表す。すなわち,因果関係で結ばれる二つの事柄が,一般的に言って明らかな事実であるような場合に,その原因・理由・根拠などを表すのに用いる。「家族が多い―,出費もたいへんだ」「遅くなりました―,失礼いたします」。また,「…というので」「あまり…ので」の形で慣用的に用いられることもあり(「君が来いという―,ついて来たのだ」「あまりおかしい―,笑ってしまった」),倒置して「ので」で文を結ぶこともある(「まいったな。どうしてもと言いはる―」)。
〔理由・原因を表す接続助詞「から」との相違について。「ので」は因果関係が客観的事実に基づいているような場合に用いられるのに対し,「から」は,推量・禁止・命令・質問など,話し手の主観に基づくような場合に用いられる。一般に,「ので」は,「から」に比べて,条件としての独立性が弱い場合に用いられる〕
の-で (連語)🔗⭐🔉
の-で (連語)
□一□〔準体助詞「の」に断定の助動詞「だ」の連用形「で」の付いたもの〕
…のものであって。…ことであって。「これは僕―,君のはそっちのほうだ」「僕がしかられた―,君には関係のない事だ」
□二□〔準体助詞「の」に格助詞「で」が付いたもの〕
…ことによって。「彼が偏屈なことは,親しい友達の少ない―わかる」
の-で-あ・る (連語)🔗⭐🔉
の-で-あ・る (連語)
〔準体助詞「の」に,断定の助動詞「だ」の連用形「で」と補助動詞「ある」が付いたもの〕
原因・理由・根拠などの説明を強く述べる。「円高・ドル安が続くのはアメリカの経済政策に問題があるからな―・る」「彼は意志が弱くて,将来どの方向に進んだらよいかがいまだに決められない―・った」
→である(連語)
大辞林 ページ 151864。