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はかり-ざら [3] 【秤皿】🔗⭐🔉
はかり-ざら [3] 【秤皿】
秤の,重さをはかる物や分銅をのせる皿状の部分。竿秤(サオバカリ)では一つ,天秤(テンビン)では両端に二つ使う。
はかり-の-め 【秤の目】🔗⭐🔉
はかり-の-め 【秤の目】
アズキナシの別名。
はかり-め [0][4] 【秤目】🔗⭐🔉
はかり-め [0][4] 【秤目】
(1)竿秤(サオバカリ)の目盛り。また,その目盛りの読み方。
(2)秤にかけて,出た目方。はかった物の重さ。
ばかり (副助)🔗⭐🔉
ばかり (副助)
〔動詞「はかる」の連用形から転成した名詞「はかり」から。話し言葉でのくだけた言い方に「ばっかり」「ばかし」「ばっかし」などの形を用いることがある〕
体言または体言的なもの,副詞,活用語の連体形などに接続する。活用語に付く場合,古くは終止形にも接続した。
(1)物事を限定する意を表す。活用語に付く場合,古くは連体形に接続することが多い。(ア)そのもの一つに限定する。だけ。のみ。「いつも怒って―いる」「これ―でなく,ほかのもあげないと,あの人は満足しないでしょう」「人目のかざり―は,いとよくもてなし聞え給ふ/源氏(初音)」(イ)程度がそれ以上に出ないの意を表す。…にすぎない。「今はただ故人の冥福を祈る―であります」「藤の衣,麻のふすま,得るにしたがひて,肌(ハダエ)をかくし,野辺のおはぎ,峰の木の実,わづかに命をつぐ―なり/方丈記」(ウ)ただそれだけで,他になにもありえないの意を表す。「毎日,雨―降っている」「まわりが静かな―で他にとりえはありません」「みかどの御子といふ―にこそあれ/源氏(紅葉賀)」(エ)(「ばかりに」の形で)ただそれだけの原因で,事態が悪化するの意を表す。「忠告をした―に,かえって恨まれてしまった」「今来むといひし―に長月の有明けの月をまちいでつるかな/古今(恋四)」
(2)物事の程度を表す。活用語に付く場合,古くは終止形に接続することが多い。(ア)おおよその程度を表す。ほど。ぐらい。「子牛―もある大きな犬」「餌袋(エブクロ)の内に,塵―も入れたる物なし/今昔 27」(イ)(下に打ち消しの語を伴って)最高・最上の程度であることを表す。「ある人の,『月―面白きものはあらじ』と言ひしに/徒然 21」(ウ)(数量を表す語に付いて)だいたいの分量・時刻・距離などを表す。「千円―貸してくれ」「夜なか,三時―に眼がさめた」「あはひ一町―に追ひ付きて/平家 8」「その夜の夜半―/平家 5」「三寸―なる人,いとうつくしうてゐたり/竹取」(エ)ある動作がすぐにも実行される段階にあることを表す。「出かける―のところへ人が来た」「泣きださん―の顔」「御衣の御後引きつくろひなど,御沓(クツ)を取らぬ―にし給ふ/源氏(紅葉賀)」(オ)(「…たばかり」の形で)動作が完了して,まだ間もないことを表す。「作った―の洋服」「建てた―の家」「いま出かけた―です」
〔(1)上代からある語で,(2)(ア)の「ほど」「ぐらい」など,程度を表すのが本来の用法。(2)活用語に付く場合,古くは,終止形に接続するのは「程度」の意を表し((2)参照),連体形に接続するのは「限定」の意を表す((1)参照)のが一般であるが,これには例外もある。(ア)終止形接続で限定の意(「だけ」)を表すもの。「御官冠(ミツカサカウブリ)つかうまつりて死ぬ―なり/竹取」(イ)連体形接続で程度の意(「ほど」)を表すもの。「時々思ひわかぬ―の心にては/源氏(帚木)」〕
大辞林 ページ 152082。