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はな-げ [0] 【鼻毛】🔗🔉

はな-げ [0] 【鼻毛】 (1)鼻の穴に生える毛。 (2)女にうつつをぬかすこと。また,そのような男。「盗れた―の恥が世間へぱつと立/浄瑠璃・夏祭」 (3)愚か者。「よくの―はしらず/ひとりね」

――が長・い🔗🔉

――が長・い 女の色香におぼれている。

――を数・える🔗🔉

――を数・える (1)「鼻毛を読む」に同じ。「お主やあ,己が―・へるか/歌舞伎・助六」 (2)相手の心中を見抜いて,機嫌をとる。「お―・へてゐるが勤めなり/柳多留 24」

――を抜・く🔗🔉

――を抜・く 相手の心中を見すかしてだしぬく。だます。「女郎に―・かれて/あめりか物語(荷風)」

――を伸(ノ)ば・す🔗🔉

――を伸(ノ)ば・す 女の色香に迷いおぼれる。「密夫(マオトコ)する女房に―・す/社会百面相(魯庵)」

――を読・む🔗🔉

――を読・む 女が自分にほれている男の心を見すかして翻弄(ホンロウ)する。鼻毛を数える。「恐入つたと,―・まして讃(ホ)めて遣(ヤ)るんだ/婦系図(鏡花)」

はなご 【花子】🔗🔉

はなご 【花子】 狂言の一。男が妻に座禅をするとみせかけて,太郎冠者に座禅の身替わりを頼み,愛人の花子のもとへ出かける。妻はそれを知って冠者と入れかわる。帰宅した男は妻と知らずに花子との情事を語り,妻にさんざんいためつけられる。歌舞伎では「身替座禅」。

はな-ごえ ―ゴ [0] 【鼻声】🔗🔉

はな-ごえ ―ゴ [0] 【鼻声】 (1)風邪などで鼻の詰まったときの声。 (2)甘えたときに出す鼻にかかった声。「―で物をねだる」 (3)涙にむせんで鼻にかかった声。

はな-ごおり ―ゴホリ [3] 【花氷】🔗🔉

はな-ごおり ―ゴホリ [3] 【花氷】 中に花を入れて凍らせた氷柱。夏に,室内の涼感を呼ぶために立てる。[季]夏。

はな-ごけ [2] 【花苔】🔗🔉

はな-ごけ [2] 【花苔】 (1)ハナゴケ科ハナゴケ属の地衣植物の総称。極地や温帯の高山帯に分布。体は灰白色で,密に繰り返し分枝し,長さ5センチメートル以上の樹枝状となる。トナカイゴケ。 (2)「こけのはな(苔の花)」に同じ。[季]夏。

大辞林 ページ 152363