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はな-や [2] 【花屋】🔗🔉

はな-や [2] 【花屋】 花を売る店。また,その人。

――の柳(ヤナギ)🔗🔉

――の柳(ヤナギ) 江戸時代,花屋が看板として店先に植えた柳。なすことなく入り口などに立っていることや,その人をたとえていう。「かどぐちに立はだかつて―ぢやああるめえし/滑稽本・膝栗毛 8」

はな-やか [2] 【花やか・華やか】 (形動)[文]ナリ🔗🔉

はな-やか [2] 【花やか・華やか】 (形動)[文]ナリ (1)(花のように)きらびやかで美しいさま。明るく美しいさま。「―な装い」「いと―にうち笑ひ給ひて/源氏(行幸)」 (2)栄えて勢いがあるさま。盛んなさま。「映画界―なりし頃」 (3)きわだっているさま。「なにがしさぶらふと,いと―にいふ/枕草子 82」「樒(シキミ)のいと―に薫れるけはひも/源氏(総角)」 [派生] ――さ(名)

はなやぎ 【花柳】🔗🔉

はなやぎ 【花柳】 日本舞踊の家・流派の名。

はなやぎ-じゅすけ 【花柳寿輔】🔗🔉

はなやぎ-じゅすけ 【花柳寿輔】 (初世)(1821-1903) 舞踊家。江戸の人。西川流から出て花柳流を創始。振り付けに才能を発揮。代表的振り付け曲は「土蜘」「茨木」。 〔「寿輔」の名は,花柳流家元名として現在三世を数える〕

はなやぎ-しょうたろう ―シヤウタラウ 【花柳章太郎】🔗🔉

はなやぎ-しょうたろう ―シヤウタラウ 【花柳章太郎】 (1894-1965) 新派俳優。東京日本橋生まれ。喜多村緑郎に師事し,1939年(昭和14)新生新派を組織。美貌と巧みな演技力により新派の女方芸を完成,男役にも新生面をひらいた。

はなやぎ-りゅう ―リウ 【花柳流】🔗🔉

はなやぎ-りゅう ―リウ 【花柳流】 日本舞踊の一流派。江戸末期,初世花柳寿輔が創始。日本舞踊諸流中最大の流派。

はな-や・ぐ [3] 【花やぐ・華やぐ】 (動ガ五[四])🔗🔉

はな-や・ぐ [3] 【花やぐ・華やぐ】 (動ガ五[四]) (1)明るくはなやかである。「若い女性の―・いだ声」「―・いだ雰囲気」 (2)陽気に振る舞う。「同じ直衣の人参り給ひて,これは今少し―・ぎ,猿楽言などし給ふを/枕草子 184」 (3)はぶりよく暮らす。栄える。「前(サキ)の帥殿は,時の一の人の御孫にて,えも言はず―・ぎ給ひしに/大鏡(頼忠)」

大辞林 ページ 152391