はん-ぎり [0][4] 【半切り】 （１）（「半桶」「盤切」とも書く）盥(タライ)状の浅くて広い桶(オケ)。半切り桶。はんぎれ。 （２）能装束の袴の一。大口袴と同形で，繻子(シユス)地に金銀で大きな模様を織り出す。神・鬼・武人の霊などに用いる。 （３）歌舞伎で用いる広袖で，丈の短い衣装。荒事役が使う。 （４）「釣り輿(ゴシ)」に同じ。 半切り（２） [図]

はん-きれ [0][4] 【半切れ】 （１）ひときれの半分。「―のパン」 （２）「半切(ハンキ)り」に同じ。

はん-ぎれ [0][4] 【半切れ】 ⇒はんぎり（半切）

はん-きん [0] 【半金】 全金額の半分。はんがね。

はん-きん [0] 【判金・版金】 〔「ばんきん」とも〕 大判金と小判金。特に，大判金。

ばん-きん [0] 【万金】 ⇒まんきん（万金）

ばん-きん [0] 【万鈞】 物のきわめて重いこと。「―の重み」

ばん-きん [0] 【板金・鈑金】 （１）金属の板を塑性変形させて各種の形に作ること。「―工」 （２）中世，金を板状に薄く打ち延ばしたもの。切り金(キン)に用いた。

ばん-きん [0] 【輓近】 近ごろ。最近。近年。「―は顔色も憔悴して/当世書生気質（逍遥）」

バンキング [1] banking 銀行業。銀行業務。「リテール-―」

はん-く [1] 【半句】 ごくわずかな言葉。「一言―」

ばん-く [1] 【万苦】 多くの苦しみ。「千辛(センシン)―」

バンク [1] bank （１）土手。堤防。 （２）大陸棚上の，水深の浅い部分。プランクトンが豊富で好漁場。ドッガーバンク・グランドバンクがその例。堆(タイ)。浅堆。 （３）飛行機が旋回や合図のために機体を傾けること。 （４）自転車競技場などの走路の傾斜部分。カント。