複数辞典一括検索+

ふ (接尾)🔗🔉

(接尾) 〔活用および接続のしかたは助動詞「ふ」に同じ〕 上代の反復・継続の助動詞「ふ」が,中古以降,特定の少数の動詞に形式的に付くだけとなり,接尾語化したもの。反復・継続などの特徴的な意味も失われている。「語らふ」「住まふ」「呼ばふ」「移ろふ」など。 〔(1)現代語でも,「住まう」「語らう」などの「う」にその痕跡を残している。(2)「ふ」は四段活用の未然形に接続するが,「けがらふ(汚らふ)」のように,下二段活用の動詞「けがる」に付いたものもある。「けがらひたる人とて,たちながらおひ帰しつ/源氏(手習)」〕 →ふ(助動)

🔗🔉

「ふ」の濁音の仮名。両唇破裂音の有声子音と後舌の狭母音とから成る音節。

ぶ [0] 【分】🔗🔉

[0] 【分】 (1)単位の名。(ア)尺貫法における長さの単位。寸の一〇分の一。尺の一〇〇分の一。(イ)数の単位。一〇分の一。「五―五―」(ウ)歩合(ブアイ)の単位。割の一〇分の一。すなわち一〇〇分の一の意。歩。(エ)目方の単位。匁(モンメ)の一〇分の一。 〔多く「ふん」と読んだ〕 (オ)江戸時代の貨幣単位。両の四分の一。 →両 →銖(シユ) (カ)足袋(タビ)・靴などの大きさで,文(モン)の一〇分の一。(キ)体温の単位。度の一〇分の一。 (2)うまくいく度合。有利な情勢。「―がある」 (3)厚さの度合。厚み。「―が厚い」

大辞林 ページ 153239