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ふた [0] 【蓋】🔗🔉

ふた [0] 【蓋】 (1)箱・容器などの口をおおってふさぐもの。 (2)サザエ・タニシなどの口をおおう平らな板状のもの。 (3)かさぶた。「是は天狗殿の灸(ヤイト)の―ぢや/咄本・露が咄」 (4)スッポンの異名。

――が明・く🔗🔉

――が明・く 物事がはじまる。「芝居の―・く」

――を開・ける🔗🔉

――を開・ける (1)秘密または非公開で行われてきた事を公開する。「当落は―・けてみるまでわからない」 (2)興行などを始める。「初日の―・ける」

ふだ [0] 【札】🔗🔉

ふだ [0] 【札】 〔「文板(フミイタ)」の転〕 (1)文字・絵・記号などを記して,人に知らせたり目印としたりする木・紙・金属などの小片。「値段を書いた―」「売約済みには赤い―を貼る」「休業の―を下げる」 (2)「御札(オフダ)」に同じ。 (3)必要事項を書き記して,何らかの事実の証明とするもの。入場券・鑑札・質札・合い札・利札など。 (4)多くの人に告げ知らせる事項を書いて掲げるもの。高札・立て札など。 (5)カルタ・トランプ・花札などの一枚一枚。「―を配る」 (6)(「簡」と書く)「日給(ニツキユウ)の簡(フダ)」に同じ。

――が落・ちる🔗🔉

――が落・ちる 入れ札で,落札する。「売色(バイシヨク)を一割入れて―・ち/柳多留 11」

――が付・く🔗🔉

――が付・く 定評がつく。札付きになる。「出あるくな―・いてはならぬぞよ/柳多留 10」

――削(ケズ)・る🔗🔉

――削(ケズ)・る 殿上の日給の簡(フダ)から名前を除かれる。殿上人の籍を除かれる。「御返り持て参らずは,―・らむと仰せられつる物を/宇津保(国譲中)」

――を引・く🔗🔉

――を引・く 江戸の岡場所で,芸娼妓が休業の場合などに,娼家に掲げてある名札を引っ込める。

ぶた [0]🔗🔉

ぶた [0] おいちょかぶで,札の合計が一〇または二〇になったもの。

ぶた [0] 【豚・豕】🔗🔉

ぶた [0] 【豚・豕】 (1)偶蹄目の獣。イノシシを改良して家畜化したもの。食肉用として世界中で飼育される。体形はイノシシに似るが,吻(フン)は短く上向きになり,牙が小さい。成長が早く繁殖力が強い。毛色は白・茶・黒など。肉は生肉・ハム・ベーコンなどに利用される。大ヨークシャー・ハンプシャー・バークシャーなど三〇〇以上の品種がある。実験動物としても注目されている。 (2)ふとっている人をあざけっていう語。

大辞林 ページ 153526