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ふどう-そう ―サウ [2] 【不動倉】🔗🔉

ふどう-そう ―サウ [2] 【不動倉】 律令制で,不動穀を貯蔵した正倉。国司が管理したが,開倉には太政官の許可を必要とした。

ふどう-そん 【不動尊】🔗🔉

ふどう-そん 【不動尊】 不動明王の尊称。

ふどう-たい [0] 【不動態】🔗🔉

ふどう-たい [0] 【不動態】 金属が普通の状態で示す反応性を失った状態。例えば,希硝酸に溶ける鉄を濃硝酸に浸すと溶けないなど。酸化物の薄膜が金属表面をおおうことなどが原因。

ふどう-ち [2] 【不動智】🔗🔉

ふどう-ち [2] 【不動智】 〔仏〕 外界の誘惑に乱されない,明らかで正しい智慧(チエ)。

ふどう-なわ ―ナハ [2] 【不動縄】🔗🔉

ふどう-なわ ―ナハ [2] 【不動縄】 米俵に縦にかける太い縄。

ふどう-の-かなしばり 【不動の金縛り】🔗🔉

ふどう-の-かなしばり 【不動の金縛り】 〔不動明王の威力で,人を金鎖で縛ったように動けなくする修験者の秘法から〕 (1)まじないによって人の体の自由を奪う術。「走り人・盗人動(イゴ)かせぬは―/浄瑠璃・油地獄(中)」 (2)金銭によって人の自由を束縛すること。

ふどう-ほう ―ホフ [2] 【不動法】🔗🔉

ふどう-ほう ―ホフ [2] 【不動法】 密教の修法の一。不動明王を本尊として,安全息災などを祈る法。

ふどう-みょうおう ―ミヤウワウ 【不動明王】🔗🔉

ふどう-みょうおう ―ミヤウワウ 【不動明王】 〔仏〕 五大明王・八大明王の主尊。悪魔を下し,仏道に導きがたいものを畏怖せしめ,煩悩を打ちくだく。菩提心の揺るがないことから不動という。仏や真言行者によく仕えることから,不動使者ともいう。猛々しい威力を示す怒りの表情を浮かべ,右手に剣,左手に羂索(ケンサク)を持つ。石の台座にすわり,火生三昧にはいり,火焔を背負っている。阿遮羅(アシヤラ)。不動尊。無動尊。 不動明王 [図]

ふどう 【不動】🔗🔉

ふどう 【不動】 歌舞伎十八番の一。1697年明石清三郎・初世市川団十郎合作の「兵根元曾我(ツワモノコンゲンソガ)」で二世市川団十郎が初演。のち「鳴神」「毛抜」とともに津打半十郎ほか作の「雷神(ナルカミ)不動北山桜」に完成された。

ふ-どう ―ダウ 【不道】🔗🔉

ふ-どう ―ダウ 【不道】 (1)道義を心得ないこと。無道(ブドウ)。「大欲―の心いよ起こり/仮名草子・浮世物語」 (2)古代,律の八虐の一。一家三人を殺す,殺して手足を切りとるなどの罪。

大辞林 ページ 153610