ふゆ-き [0] 【冬木】 〔「ふゆぎ」とも〕 （１）冬の木。落葉樹・常緑樹ともにいう。[季]冬。 （２）落葉しない木。［日葡］

ふゆ-ぎ [0][3] 【冬着】 冬に着る衣服。特に，和服についていう。 →冬服

ふゆ-ぎく [2] 【冬菊】 「寒菊(カンギク)」に同じ。[季]冬。《―のまとふはおのがひかりのみ/水原秋桜子》

ふ-ゆきとどき [4][2] 【不行き届き】 （名・形動）[文]ナリ 注意が行き届かないこと。気がきかないこと。また，そのさま。「監督―による不祥事」

ふゆ-くいな ―クヒナ [3] 【冬水鶏】 クイナ{（２）}の別名。

ふゆ-くさ [0] 【冬草】 （１）冬の枯れた草。 （２）冬も青々としている枯れない草。[季]冬。

ふゆくさ-の 【冬草の】 （枕詞） 冬草の枯れる意から「離(カ)る」にかかる。「わが待たぬ年は来ぬれど―離れにし人はおとづれもせず/古今（冬）」

ふゆ-げ [0] 【冬毛】 獣の，秋に抜けかわった毛。冬場の柔らかい毛。 ⇔夏毛

ふゆ-げしょう ―ゲシヤウ [3] 【冬化粧】 （名）スル 雪が降って，いかにも冬らしい風情を添えること。「―した山」

ふゆ-ご [2] 【冬子・冬仔】 冬に生まれた，動物の子。

ふゆ-ごし [0] 【冬越し】 冬を越すこと。越冬。「観葉植物の―」

ふゆ-こだち [3] 【冬木立】 冬木の立ち並んでいるもの。冬枯れの木々。[季]冬。《其中に境垣あり―/虚子》

ふゆ-こむぎ [3] 【冬小麦】 秋から初冬にかけて種をまき，翌年の初夏に収穫する小麦。アメリカ合衆国のカンザス州とオクラホマ州・アルゼンチンのパンパ・オーストラリアの南東部・中国の華北・インドのパンジャブ地方など，春まき小麦地帯よりも冬が温暖で，越年栽培が可能な地域で栽培される。世界の小麦生産地の大部分を占める。冬まき小麦。 ⇔春小麦