複数辞典一括検索+

ほととぎす🔗🔉

ほととぎす (1)(「ホトトギス」と書く)俳句雑誌。1897年(明治30)柳原極堂が松山市で創刊。翌年,発行所を東京に移し高浜虚子が正岡子規らの協力を得て続刊,俳句革新運動の拠点となる。新傾向俳句運動に対して客観写生を唱え,花鳥諷詠の伝統を守り,俳壇の主流を形成して今日に至る。また,夏目漱石らの作品を載せ,写生文の発達に貢献した。 (2)(「不如帰」と書く)小説。徳富蘆花作。1898年(明治31)〜99年「国民新聞」連載。若夫婦の幸福な結婚生活が,明治社会の現実の前にもろくも崩壊していく悲劇を描いた家庭小説。

ほど-なく [2][3] 【程なく】 (副)🔗🔉

ほど-なく [2][3] 【程なく】 (副) 〔形容詞「ほどなし」の連用形から〕 間もなく。「―現れた」「―して戻ってきた」

ほど-な・し 【程無し】 (形ク)🔗🔉

ほど-な・し 【程無し】 (形ク) (1)隔たりが少ない。狭い。小さい。低い。「―・き庭に,ざれたる呉竹/源氏(夕顔)」「海も浅し山も―・しわが恋を何によそへて君に言はまし/拾遺(恋一)」 (2)間がない。あまり時間がたたない。「そののち―・く世の中かはりにけり/十訓 1」 (3)卑しい。「わが恋はみくらの山に移してむ―・き身には置き所なし/古今六帖 2」

ほど-に (接助)🔗🔉

ほど-に (接助) 〔名詞「ほど(程)」に格助詞「に」の付いたものから。中世以降の語〕 活用語の連体形に付く。理由・原因を表す。…ので。…によって。「おびただしく鳴りとよむ―,もの言ふ声も聞えず/方丈記」「是は某にくれられた―,やる事はならぬ/狂言・樽聟」

ほとば-か・す 【潤かす】 (動サ四)🔗🔉

ほとば-か・す 【潤かす】 (動サ四) 水に物をひたしふやかす。ほとばす。[日葡]

ほど-ばかり 【程ばかり】 (連語)🔗🔉

ほど-ばかり 【程ばかり】 (連語) 〔名詞「ほど(程)」に副助詞「ばかり」の付いたもの〕 (1)おおよその程度を表す。だいたい…ぐらい。「いと心もとなければ,明日あさての―には参りなむ/蜻蛉(上)」 (2)限定の意を表す。だいたい…だけ。「世の中を思ひ定むる―わが心ちにもまかせたらなむ/古今六帖 5」

大辞林 ページ 154461