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ぼん-のう ―ナウ [0][3] 【煩悩】🔗🔉

ぼん-のう ―ナウ [0][3] 【煩悩】 〔仏〕 人間の身心の苦しみを生みだす精神のはたらき。肉体や心の欲望,他者への怒り,仮の実在への執着など。「三毒」「九十八随眠」「百八煩悩」「八万四千煩悩」などと分類され,これらを仏道の修行によって消滅させることによって悟りを開く。染(ゼン)。漏。結。暴流(ボル)。使。塵労。随眠。垢。

――あれば菩提(ボダイ)あり🔗🔉

――あれば菩提(ボダイ)あり 煩悩と菩提とは表裏一体で別々に離れたものではないということ。煩悩則菩提。

――の犬は追えども去らず🔗🔉

――の犬は追えども去らず 煩悩が人につきまとって離れないのを,犬がまといつくのにたとえた言葉。

ぼんのう-さぎ ―ナウ― [3] 【煩悩鷺】🔗🔉

ぼんのう-さぎ ―ナウ― [3] 【煩悩鷺】 ヨシゴイの異名。

ぼんのう-じょく ―ナウヂヨク [3] 【煩悩濁】🔗🔉

ぼんのう-じょく ―ナウヂヨク [3] 【煩悩濁】 〔仏〕 五濁の一。煩悩のために種々の罪悪を犯すこと。

ぼんのう-そく-ぼだい ―ナウ― 【煩悩即菩提】🔗🔉

ぼんのう-そく-ぼだい ―ナウ― 【煩悩即菩提】 一般には煩悩と悟りである菩提とは相対立するものとしてとらえられるが,両者ともその本体は真如なのであり,真理の立場からすれば,煩悩こそがそのまま菩提にほかならないということ。現実肯定的な大乗仏教の立場を強調した表現。

ぼんのう-ま ―ナウ― [3] 【煩悩魔】🔗🔉

ぼんのう-ま ―ナウ― [3] 【煩悩魔】 〔仏〕 四魔の一。煩悩が人の心を乱して,菩提(ボダイ)の妨げとなるのを悪魔にたとえたもの。

ほんのう-じ 【本能寺】🔗🔉

ほんのう-じ 【本能寺】 京都市中京区寺町通御池にある法華宗本門流の大本山。山号,卯木山。1415年日隆が五条坊門に創建した本応寺に始まる。のち本能寺と改称。1582年本能寺の変により焼失。再建途中,豊臣秀吉によって現在地に移る。境内に信長供養塔がある。

ほんのうじ-の-へん 【本能寺の変】🔗🔉

ほんのうじ-の-へん 【本能寺の変】 1582年,毛利氏と対戦中の羽柴(豊臣)秀吉救援のため本能寺に宿泊中の織田信長が,やはり中国攻めのため丹波亀山城まで先発していた明智光秀に襲われ自害した事件。

ぼん-の-くぼ [3][0] 【盆の窪】🔗🔉

ぼん-の-くぼ [3][0] 【盆の窪】 (1)後頭部から首すじにかけての中央のくぼんだ所。 (2)江戸時代,小児のうなじの中央の産毛だけを残して剃った髪形。権兵衛。

大辞林 ページ 154575