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まこと・し 【真し・実し】 (形シク)🔗🔉

まこと・し 【真し・実し】 (形シク) 〔「まこと」の形容詞化〕 (1)本当である。真実だ。「我も―・しからずは思ひながら/徒然 73」 (2)本格的である。正式である。「今の世に(琵琶ノ道ヲ)―・しう伝へたる人,をさをさ侍らずなりにたり/源氏(乙女)」 (3)実務的である。政治・経済など実用的方面に関するさまである。「―・しき方ざまの御心おきてなどこそは/源氏(宿木)」 (4)まじめである。実直だ。「―・しうきよげなる人の,夜は風のさわぎに寝られざりければ/枕草子 200」

まことし-やか [4] 【真しやか】 (形動)[文]ナリ🔗🔉

まことし-やか [4] 【真しやか】 (形動)[文]ナリ いかにも本当らしいさま。真実をよそおうさま。「―なうそをつく」 [派生] ――さ(名)

ま-ことと・う ―コトトフ 【真事問ふ・真言問ふ】 (動ハ四)🔗🔉

ま-ことと・う ―コトトフ 【真事問ふ・真言問ふ】 (動ハ四) 〔「ま」は接頭語〕 物を言う。口をきく。言問う。「然るに是の御子,八拳鬚(ヤツカヒゲ)心(ムネ)の前に至るまで―・はず/古事記(中)」

まことまこと・し 【真真し】 (形シク)🔗🔉

まことまこと・し 【真真し】 (形シク) 「まことし(真)」を強めて言う語。「―・しきおもひ人のいひなぐさめたる/枕草子 265」

まご-の-て [3][4] 【孫の手】🔗🔉

まご-の-て [3][4] 【孫の手】 〔「麻姑(マコ)の手」からという〕 一方の端を曲げて,手先の形に作った,5,60センチメートルの棒。手の届かない背中などを掻(カ)くのに用いる。 →麻姑

まご-びき [0] 【孫引き】 (名)スル🔗🔉

まご-びき [0] 【孫引き】 (名)スル 他の本に書かれていることや引用されている部分を,原典や原文を調べないで,そのまま引用すること。「資料を―する」

まご-びさし [3] 【孫庇・孫廂】🔗🔉

まご-びさし [3] 【孫庇・孫廂】 寝殿造りで,母屋(モヤ)の外側の庇からさらに外方に設けた庇。またびさし。

まご-まご [1] (副)スル🔗🔉

まご-まご [1] (副)スル どうしてよいかわからず,うろたえるさま。まごつくさま。「出口がわからず,―する」

大辞林 ページ 154700