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まし-て 【増して】 (連語)🔗🔉

まし-て 【増して】 (連語) 〔動詞「ます(増)」の連用形に助詞「て」の付いたもの〕 …以上に。「何にも―大切なこと」 →ます(増)

ましない (連語)🔗🔉

ましない (連語) 〔丁寧の助動詞「ます」の未然形「まし」に打ち消しの助動詞「ない」の付いたもの。「ましねえ」となることが多い。近世江戸語〕 丁寧な打ち消しを表す。…ません。「江戸さ行つて,行衛が知れ―ねえ/洒落本・道中粋語録」「是だものを,いくぢはござい―ねえ/滑稽本・浮世風呂 3」 〔近世江戸語では,丁寧な過去の打ち消しの言い方として「ましなんだ(ませなんだ)」があり,「ましない」はその現在形にあたる〕 →ましなんだ →ませなんだ →ません

まじ-ない ―ナヒ [0][3] 【呪い】🔗🔉

まじ-ない ―ナヒ [0][3] 【呪い】 神仏や霊力をもつものに祈って,災いを逃れようとしたり,また他人に災いを及ぼすようにしたりすること。また,その術。呪術。「お―をする」

まじない-し ―ナヒ― [3] 【呪い師】🔗🔉

まじない-し ―ナヒ― [3] 【呪い師】 まじないを職業とする者。

まじ-な・う ―ナフ [0][3] 【呪う】 (動ワ五[ハ四])🔗🔉

まじ-な・う ―ナフ [0][3] 【呪う】 (動ワ五[ハ四]) 〔「蠱(マジ)」に接尾語「なう」が付いた語〕 (1)災いを逃れるため,また他人に災いをかけるため,神仏などに祈る。「災難をまぬがれるよう―・う」「鼻ひたる時,かく―・はねば死ぬるなり/徒然 47」 (2)祈りなどにより病気を治療する。「御胸―・へと,うへの預け奉り給ひつるなり/落窪 2」 [可能] まじなえる

ましなんだ (連語)🔗🔉

ましなんだ (連語) 〔丁寧の助動詞「ます」の未然形「まし」に過去の打ち消しを表す助動詞「なんだ」の付いたもの。近世江戸語〕 過去の事態に関する打ち消しを丁寧に言い表す。…ませんでした。ませなんだ。「大きに間違て御目に懸り―なんだ/洒落本・南門鼠」「下でなんぞまた小言が出やあし―なんだかえ/人情本・梅児誉美(初)」 〔近世江戸語では,「ましなんだ」とともに「ませなんだ」の形も用いられたが,「ましなんだ」の方が多く用いられた。したがって,近世江戸語では,助動詞「ます」の未然形には「ませ」とともに「まし」の形も考えられる〕 →ませなんだ →ませんでした

大辞林 ページ 154719