まつい-すまこ マツ― 【松井須磨子】 (1886-1919) 新劇俳優。長野県生まれ。本名，小林正子。文芸協会演劇研究所公演の「人形の家」でノラを演じ一躍劇壇に認められた。のち島村抱月の芸術座に参加，数々の公演で主演，特に「復活」のカチューシャ役で人気を博した。抱月病死の二か月後，あとを追って自殺。

まつい-なおきち マツナホキチ 【松井直吉】 (1857-1911) 応用化学者・農芸化学者。美濃大垣生まれ。帝国大学農科大学教授・文部省専門学務局長として初期の化学教育にたずさわった。

まつい マツ 【松居】 姓氏の一。

まつい-しょうおう マツシヨウヲウ 【松居松翁】 (1870-1933) 劇作家。宮城県生まれ。本名，真玄。別号，松葉。坪内逍遥に師事。二世市川左団次の革新興行を推進，劇界に新風を送る。作品「坂崎出羽守」「政子と頼朝」「文覚」など。

まつ-いか [2] 【松烏賊】 ホタルイカの異名。[季]春。

まついだ マツダ 【松井田】 群馬県西部の町。碓氷峠の東麓にある中山道の旧宿場町。妙義山の登山口。

まつ-いん ―ン [0] 【末院】 本山・本寺の支配下にある寺。末寺。

まつ・う マツフ 【纏ふ】 （動ハ四） 巻きつかせる。「平原に人の屍あり。蔓草骨に―・へり/十訓 9」

まつうら 【松浦】 長崎県北松浦半島北部にある市。玄界灘に臨み，漁業・水産加工・畜産業などが発展。元寇(ゲンコウ)の防塁跡がある。 →まつら（松浦）

まつうら 【松浦】 姓氏の一。

まつうら-しげのぶ 【松浦鎮信】 ⇒まつらしげのぶ（松浦鎮信）

まつうら-せいざん 【松浦静山】 ⇒まつらせいざん（松浦静山）