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まつ・べる 【集べる・纏べる】 (動バ下一)[文]バ下二 まつ・ぶ🔗🔉

まつ・べる 【集べる・纏べる】 (動バ下一)[文]バ下二 まつ・ぶ 〔「まつめる」の転。近世語〕 まとめて一つにする。集める。「沓(クツ)見―・べて腰につけ/浄瑠璃・丹波与作(上)」

ま-つぼ [1] 【真壺】🔗🔉

ま-つぼ [1] 【真壺】 葉茶壺の一種。呂宋(ルソン)壺と呼ばれるもののうち,文様や文字のないもの。

まっ-ぽう ―ポフ [0] 【末法】🔗🔉

まっ-ぽう ―ポフ [0] 【末法】 〔仏〕 三時の一。仏法が行われなくなる時代。正法時(シヨウボウジ)・像法時(ゾウボウジ)を過ぎてのち一万年間の称。教法は存在するが,修行を行う者がなく同時に悟りの証も得られない時期。末法時。 →正法 →像法

まっぽう-しそう ―ポフ―サウ [5] 【末法思想】🔗🔉

まっぽう-しそう ―ポフ―サウ [5] 【末法思想】 〔仏〕 釈迦入滅後,五百年間は正しい仏法の行われる正法(シヨウボウ)の時代が続くが,次いで正しい修行が行われないため,悟りを開く者のない像法(ゾウボウ)の時代が一千年あり,さらに教えのみが残る末法の時代一万年を経て,教えも消滅した法滅の時代に至るとする考え。各時期の長さには諸説ある。「末法灯明記」などにより,日本では1052年を末法元年とする説が多く信じられた。平安末期から鎌倉時代にかけて広く浸透し,厭世(エンセイ)観や危機感をかきたて,浄土教の興隆や鎌倉新仏教の成立にも大きな影響を与えた。

まっぽうとうみょうき マツポフトウミヤウキ 【末法灯明記】🔗🔉

まっぽうとうみょうき マツポフトウミヤウキ 【末法灯明記】 仏教書。一巻。801年,最澄著と伝えるが疑わしく,おそらく偽書。鎌倉初期までに成立か。正・像・末の三時観に立ち,当時を末法に等しい像法時代の最後と規定し,無戒の比丘(ビク)を灯明として尊ぶべきことを説き,僧尼の統制に反対する。

まつ-ぼっくり [3] 【松陰嚢】🔗🔉

まつ-ぼっくり [3] 【松陰嚢】 「まつふぐり(松陰嚢)」の転。まつぼくり。松かさ。

まつ-ほど 【松塊】🔗🔉

まつ-ほど 【松塊】 ブクリョウの古名。[本草和名]

まつほ-の-うら 【松帆の浦】🔗🔉

まつほ-の-うら 【松帆の浦】 淡路島の北端,明石海峡に面する松帆崎周辺の海浜。((歌枕))「こぬ人を―の夕なぎにやくやもしほの身もこがれつつ/新勅撰集(恋三)」

大辞林 ページ 154804