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まて [1] 【馬蛤・馬刀・蟶】🔗🔉

まて [1] 【馬蛤・馬刀・蟶】 マテガイの別名。[季]春。

ま-て 【真手・全手】🔗🔉

ま-て 【真手・全手】 両手。左右の手。「御手洗(ミタラシ)に若菜濯ぎて宮人の―に捧げて御戸開くめる/山家(百首)」

まて (形動ナリ)🔗🔉

まて (形動ナリ) 実直なさま。律儀なさま。まてい。「田植歌―なる顔の歌ひ出し(重行)/続猿蓑」

まで 【詣で】🔗🔉

まで 【詣で】 動詞「まうづ(詣)」の連用形「まうで」の転。「あい宮の御もとに―給ひて/多武峰少将」

まで (副助)🔗🔉

まで (副助) 体言またはそれに準ずるもの,活用語の連体形,助詞などに接続する。 (1)場所や時間などに関して,動作・作用が至り及ぶ限度・到達点を示す。「東京からホノルル―飛行機で行く」「この事は後世―語り伝えられるであろう」「天飛ぶや鳥にもがもや都―送りまをして飛び帰るもの/万葉 876」 (2)動作・作用の至り及ぶ程度を表す。ほど。「あく―実験を続ける」「からだがへばって動けなくなる―頑張るつもりだ」「秋や来る露やまがふと思ふ―あるは涙の降るにぞありける/伊勢 16」 (3)事態の及ぶ範囲がある限界にまで達することを表す。さえ。「巷(チマタ)の風―寒く感じる」「子供に―笑われる」「あやしの法師ばら―喜びあへり/源氏(賢木)」 (4)それ以上には及ばず,それに限られる意を表す。…にすぎない。だけ。「合格したのは運がよかった―だ」「改めて言う―もないが,これは危険な仕事だ」「我は使―でこそあれ,罪のないと云ふ事は我は知らぬ者ぢやぞ/蒙求抄 7」 (5)文末にあって,終助詞的に用いられ,意味を強め確認する気持ちを表す。中世後期以降の用法。「とりあえず御礼の言葉―」「これは念のため言っておく―」「ああ,ほんにどこでやら落してのけた。誰ぞ拾(ヒロ)たか知らん―/浄瑠璃・天の網島(中)」 〔上代東国方言ではカ変動詞には終止形に付く。「難波道を行きて来(ク)―と我妹子(ワギモコ)が付けし紐(ヒモ)が緒(オ)絶えにけるかも/万葉 4404」〕 →までに →までも

大辞林 ページ 154815