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まろうど マラウド [2] 【客・賓】🔗🔉

まろうど マラウド [2] 【客・賓】 〔「まらひと」の転。近世まで「まらうと」〕 よそから訪れる人。客。客人。まれびと。「此の敬ふべき―の為に辛くも一条の道を開けり/金色夜叉(紅葉)」

まろうど-い マラウド 【客位・賓位】🔗🔉

まろうど-い マラウド 【客位・賓位】 客を通す部屋。客間。「西東の対のほどに,―などをかし/枕草子 135」

まろうど-がみ マラウド― [5] 【客神・客人神】🔗🔉

まろうど-がみ マラウド― [5] 【客神・客人神】 土着の神ではなく,その社会の外から来訪して,その土地にまつられた神。きゃくじん。

まろうど-ざね マラウド― 【客実・賓実】🔗🔉

まろうど-ざね マラウド― 【客実・賓実】 主となる客。主賓。「うへにありける左中弁藤原の良近といふをなむ―にて/伊勢 101」

まろかし 【丸かし・塊】🔗🔉

まろかし 【丸かし・塊】 〔「まろがし」とも〕 丸めたもの。「日々に金の―をかひ子に産む事有/仮名草子・伊曾保物語」

まろか・す 【丸かす・円かす】 (動サ四)🔗🔉

まろか・す 【丸かす・円かす】 (動サ四) (1)まるくする。まるめて一つにする。「沈の箱に瑠璃の坏二つすゑて,おほきに―・しつつ入れ給へり/源氏(梅枝)」 (2)頭髪を剃(ソ)る。まるめる。[ヘボン(三版)]

まろが・す 【転がす】 (動サ四)🔗🔉

まろが・す 【転がす】 (動サ四) ころがす。「身を水底に―・してこれを攘ひたり/即興詩人(鴎外)」

まろかせ 【丸かせ・塊】🔗🔉

まろかせ 【丸かせ・塊】 「まろかし」に同じ。「切り口より焔の―女房が口に入れば/浄瑠璃・嫗山姥」

まろか・る 【円かる】🔗🔉

まろか・る 【円かる】 ■一■ (動ラ下二) 〔「まろがる」とも〕 まるく固まる。雑然と一つに固まる。「―・れたる御額髪,ひきつくろひ給へど/源氏(朝顔)」 ■二■ (動ラ四) {■一■}に同じ。「ひとへに―・り合ひたる程に/狭衣 1」

大辞林 ページ 154914