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むかい-どなり ムカヒ― [4][0] 【向(か)い隣】🔗🔉

むかい-どなり ムカヒ― [4][0] 【向(か)い隣】 道をへだてて向かい合っている家。また近隣。むこうどなり。

むかい-ばら ムカヒ― 【向かひ腹】🔗🔉

むかい-ばら ムカヒ― 【向かひ腹】 正妻から生まれること。また,その子。「―の,かぎりなくとおぼすは/源氏(賢木)」

むかい-び ムカヒ― 【向かひ火】🔗🔉

むかい-び ムカヒ― 【向かひ火】 (1)燃え広がってくる野火の火勢を弱めるため,こちら側からも火をつけること。また,その火。「―を著けて焼き退(ソ)けて/古事記(中訓)」 (2)相手の怒りの勢いを押さえるため,自分も怒ること。「にくげにふすべ恨みなどし給はばなかなかことつけて我も―つくりてあるべきを/源氏(真木柱)」 (3)敵陣のかがり火に対抗し,味方の陣でたくかがり火。「平家は生田森に陣を取つて―を合はす/盛衰記 36」

むかい-め ムカヒ― 【正妃・嫡妻】🔗🔉

むかい-め ムカヒ― 【正妃・嫡妻】 〔「向かい妻(メ)」の意〕 正妻。本妻。「須世理姫を―として/古事記(上訓)」

むかい ムカヒ [0] 【迎い】🔗🔉

むかい ムカヒ [0] 【迎い】 「むかえ」の転。「子供を―に行く」

む-かい [0] 【霧海】🔗🔉

む-かい [0] 【霧海】 霧が一面に立ち込めているさまを海に見立てていう語。

むかい ムカ 【向井】🔗🔉

むかい ムカ 【向井】 姓氏の一。

むかい-きょらい ムカ― 【向井去来】🔗🔉

むかい-きょらい ムカ― 【向井去来】 (1651-1704) 江戸前・中期の俳人。元升(ゲンシヨウ)の子。名は兼時。字(アザナ),元淵。別号,義焉子(ギエンシ)・落柿舎(ラクシシヤ)など。若年で堂上家を致仕し浪人となる。その後,榎本其角との縁で蕉門に入り,「猿蓑」を野沢凡兆と共編で刊行。篤実な人柄で,師説を遵守した。編著「旅寝論」「去来抄」など。

むかい-げんしょう ムカ― 【向井元升】🔗🔉

むかい-げんしょう ムカ― 【向井元升】 (1609-1677) 江戸前期の医者。肥前の人。去来の父。名は元松,字(アザナ)は以順・素柏。号は観水子・霊蘭。本草学の祖。和漢洋の医学を折衷したほか,南蛮天文学を批判し,「乾坤弁説」を著した。

大辞林 ページ 155268