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むかし-いま 【昔今】🔗🔉

むかし-いま 【昔今】 昔と今。こんじゃく。「よろづの人の上,―と語り出でて云ひしついでに/枕草子 82」

むかし-うさぎ [4] 【昔兎】🔗🔉

むかし-うさぎ [4] 【昔兎】 ウサギ目ウサギ科ムカシウサギ亜科の哺乳類の総称。原始的なウサギで,この亜科の大多数は漸新世から中新世にかけて栄え,現在では大半が絶滅。現存するのはアマミノクロウサギ・メキシコウサギ・アカウサギの三属のみ。

むかし-え ―ヘ 【昔方】🔗🔉

むかし-え ―ヘ 【昔方】 過去の方。むかし。いにしえ。「―や今も恋しきほととぎすふるさとにしも鳴きてきつらむ/古今(夏)」

むかし-え-びと ―ヘ― 【昔方人】🔗🔉

むかし-え-びと ―ヘ― 【昔方人】 「むかしびと(昔人)」に同じ。「―を思ひいでて/土左」

むかし-おとこ ―ヲトコ 【昔男】🔗🔉

むかし-おとこ ―ヲトコ 【昔男】 〔「伊勢物語」の各段が,「昔男有りけり」で始まっていることから〕 在原業平(アリワラノナリヒラ)のこと。「その業平は,その時だにも―といはれし身の/謡曲・井筒」

むかし-かたぎ [4] 【昔気質】 (名・形動)[文]ナリ🔗🔉

むかし-かたぎ [4] 【昔気質】 (名・形動)[文]ナリ 新しいものよりも,伝統的な考え方・やり方を大切にする気質であること。律義で頑固なさま。「―の職人」

むかし-がたり [4] 【昔語り】🔗🔉

むかし-がたり [4] 【昔語り】 昔の出来事を思い出して話すこと。また,その話。昔話。「二人は夜の更けるまで―をして/伊沢蘭軒(鴎外)」

むかし-ごころ 【昔心】🔗🔉

むかし-ごころ 【昔心】 昔風の心。昔かたぎ。「ただ片腹いたきを―にて身をうしなふ間/難太平記」

むかし-こばん 【昔小判】🔗🔉

むかし-こばん 【昔小判】 慶長小判に先立って鋳造された小判。「手金の光―の駿河町と云ふ所に/浮世草子・永代蔵 1」

むかし-ごよみ [4] 【昔暦】🔗🔉

むかし-ごよみ [4] 【昔暦】 宣明暦(センミヨウレキ)の異名。

むかし-づくり 【昔作り】🔗🔉

むかし-づくり 【昔作り】 昔風。昔かたぎ。「よその親のやうに―で堅いばかりなれば/浮世草子・禁短気」

むかし-とかげ [4] 【昔蜥蜴】🔗🔉

むかし-とかげ [4] 【昔蜥蜴】 ムカシトカゲ目の爬虫類。雄は全長60センチメートル内外,雌は雄の半分ほど。原始的な爬虫類で,頭頂に第三の目がある。交接器がない。夜行性で,昆虫を食べる。ニュージーランドの小島に一種だけ現存する。

大辞林 ページ 155274