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むくい [3][2][0] 【報い・酬い】🔗🔉

むくい [3][2][0] 【報い・酬い】 〔動詞「報いる」の連用形から〕 (1)よいことあるいは悪いことをした結果として,身に受けるもの。果報。「悪行の―を受ける」 (2)お礼をすること。また,労苦に対する償い。報酬。「何の―も求めない」「我は此人々に―せんとおもふに/即興詩人(鴎外)」 (3)因縁(インネン)によって受ける果報。「前(サキ)の世の―にこそ侍るなれば/源氏(須磨)」 (4)仕返し。報復。「海賊―せむと言ふなることを/土左」

むく-いぬ [0] 【尨犬】🔗🔉

むく-いぬ [0] 【尨犬】 むく毛の犬。むく。

むく・いる [3] 【報いる・酬いる】 (動ア上一)[文]ヤ上二 むく・ゆ🔗🔉

むく・いる [3] 【報いる・酬いる】 (動ア上一)[文]ヤ上二 むく・ゆ (1)受けた恩や払われた労力などに対して,ふさわしいお返しをする。「恩に―・いる」「―・いられることの少ない仕事」「必ず苦を離れむ事を―・ゆべし/今昔 11」 (2)仕返しする。返報する。「一矢を―・いる」

むく・う ムクフ [2] 【報う・酬う】 (動ワ五[ハ四])🔗🔉

むく・う ムクフ [2] 【報う・酬う】 (動ワ五[ハ四]) 〔ヤ行上二段動詞「むくゆ」が中世頃から転じたもの〕 (1)「むくいる(報){(1)}」に同じ。「苦労したのに―・われない」 (2)「むくいる(報){(2)}」に同じ。「たちまちにあだを―・ふなり/宇治拾遺 3」 (3)むくいとなって身にはねかえる。「年を老(ト)ると屹度―・つて参ります/真景累ヶ淵(円朝)」 [可能] むくえる

む-ぐう 【無窮】 (名・形動ナリ)🔗🔉

む-ぐう 【無窮】 (名・形動ナリ) (1)「むきゅう(無窮)」に同じ。「大悲―の菩薩なり/盛衰記 18」 (2)「無窮(ムグウ)自在」に同じ。「虚空を相手に八方―請けつ流しつ斬り合ひしが/浄瑠璃・平家女護島」

大辞林 ページ 155291