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――引き袖(ソデ)引き🔗🔉

――引き袖(ソデ)引き 目くばせしたり,袖を引いたりして意を通じ合うさま。多く,非難や嘲笑の気持ちを伝えるのにいう。「見る人―して嘲り笑ひしとか/当世書生気質(逍遥)」

――引き鼻引き🔗🔉

――引き鼻引き 目くばせしたり,鼻をうごめかしたりして意を通じ合うこと。「侍ども梶原におそれて高くは笑はねども,―きらめきあへり/平家 11」

――も当てられない🔗🔉

――も当てられない 見るに堪えない。見るに忍びない。「―ない惨状」

――もあやに🔗🔉

――もあやに (1)まばゆいほど美しいさま。「―着飾る」 (2)正視できないほどひどいさま。「世人も―あさましき事に申思へり/栄花(花山)」

――も及ば🔗🔉

――も及ば 〔見つくせない意〕 たいへん美しい。まぶしいほど立派である。「―ぬ御書きざま/源氏(帚木)」

――もくれない🔗🔉

――もくれない 関心を示さない。無視する。「金には―ない」

――も遥(ハル)に🔗🔉

――も遥(ハル)に 目の届くかぎり。はるかに遠くまで。歌では多く「春」「芽も張る」などの意にかけていう。「なぎたる朝は―霞にまがふあまのつり舟/新古今(雑中)」

――を遊ばせる🔗🔉

――を遊ばせる (一点を見つめるのでなく)あちこちを眺める。

――を射る🔗🔉

――を射る (1)目にはいる。目に留まる。 (2)光が目を強く照らす。「ネオンサインが―射る」

――を疑・う🔗🔉

――を疑・う 見違いかと思うほど,目の前の事実が信じられない。「―・うような変わりぶり」

――を奪われる🔗🔉

――を奪われる 見とれて,他の物が目にはいらない。「美しさに―れる」

――を覆(オオ)・う🔗🔉

――を覆(オオ)・う (1)手などを目に当てる。 (2)見ないようにする。「現実に―・う」「―・うばかりの惨事」

――を落と・す🔗🔉

――を落と・す 視線を下に向ける。また,下(にあるもの)を見る。「メモに―・す」

――を掛・ける🔗🔉

――を掛・ける (1)注目してひいきにする。気に入る。「監督に―・けられる」 (2)よく見る。目をとめる。「来むとありしを,さやあると―・けて待ちわたるに/更級」

――を掠(カス)・める🔗🔉

――を掠(カス)・める 「目を盗む」に同じ。

――を潜(クグ)・る🔗🔉

――を潜(クグ)・る 監視・見張りなどに見つからない。「監視の―・る」

大辞林 ページ 155426