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もの-し 【物仕・物師】🔗🔉

もの-し 【物仕・物師】 (1)物事に熟練した人。「なほひかへさせ給へ。いみじき―ぞ,まろは/落窪 1」 (2)世事に慣れている人。巧みな人。老練な人。やり手。「女房さすが―にて,詞をやはらげ/浄瑠璃・薩摩歌」 (3)「お物師」に同じ。「腰元・中居女・―を添て/浮世草子・胸算用 2」

もの・し 【物し】 (形シク)🔗🔉

もの・し 【物し】 (形シク) 不快だ。いとわしい。気にさわる。「故尼君も,かしこに渡り給はむことを,いと―・しと思したりしことなれば/源氏(若紫)」

ものし-げ 【物しげ】 (形動ナリ)🔗🔉

ものし-げ 【物しげ】 (形動ナリ) 不快そうなさま。「几帳ひきよせて,けしき―なるをみて/蜻蛉(中)」

もの-しずか ―シヅカ [3] 【物静か】 (形動)[文]ナリ🔗🔉

もの-しずか ―シヅカ [3] 【物静か】 (形動)[文]ナリ (1)ひっそりとしているさま。「―な場所」「―な家」 (2)言葉遣い・態度などの落ち着いて穏やかなさま。「―に話す」「―な人」 [派生] ――さ(名)

もの-じたい [3] 【物自体】🔗🔉

もの-じたい [3] 【物自体】 〔哲〕 〔(ドイツ) Ding an sich〕 カント哲学の中心概念。経験的認識の対象である現象としての物ではなく,現象の起源として主観とは独立にある物そのもの。物自体は認識できず,ただ思惟されるだけのものであるが,超越論的自由はそれにおいてこそ可能となる。

もの-しらず [3] 【物知らず】🔗🔉

もの-しらず [3] 【物知らず】 知識・常識などがないこと。また,その人。「―の無茶論(ムチヤロン)/安愚楽鍋(魯文)」

もの-しり [3][4][0] 【物知り・物識り】🔗🔉

もの-しり [3][4][0] 【物知り・物識り】 広く物事を知っていること,またその人。博識。「村一番の―」

ものしり-がお ―ガホ [0] 【物知り顔】🔗🔉

ものしり-がお ―ガホ [0] 【物知り顔】 物知りであることを得意がる顔つき。「―に話す」

大辞林 ページ 155712