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もの-も・う ―モフ 【物思ふ】 (動ハ四)🔗🔉

もの-も・う ―モフ 【物思ふ】 (動ハ四) 「ものおもう」の略。「―・ふと人には見えじ下紐の下ゆ恋ふるに月そ経にける/万葉 3708」

もの-もう ―マウ 【物申】 (感)🔗🔉

もの-もう ―マウ 【物申】 (感) 〔「物申す」の略〕 案内を請うときの言葉。「爰元に宿を借らうと存る,―/狂言・呂連」

もの-もう・す ―マウス [3][2] 【物申す】 (動サ五[四])🔗🔉

もの-もう・す ―マウス [3][2] 【物申す】 (動サ五[四]) 〔古くは「ものまをす」〕 (1)ものを言う。「すっかり疲れてしまって―・す元気もない」 (2)文句を言う。抗議する。「役所のおえら方に―・す」 (3)「もの言う」の謙譲語。言葉に出して申し上げる。「うちわたすをちかた人に―・すわれそのそこに白く咲けるはなにの花ぞも/古今(雑体)」 (4)神仏に願い事を言上する。「神・寺などにまうでて,―・さするに/枕草子 31」 (5)人に呼びかけるのに用いる語。案内を請う語。ごめんください。「『―・さう』どいへば,『いづくより』と問ひ給ふ/平家 10」 [可能] ものもうせる

もの-もうで ―マウデ [3] 【物詣で】🔗🔉

もの-もうで ―マウデ [3] 【物詣で】 社寺に参拝すること。物参り。

もの-もち [0][3] 【物持(ち)】🔗🔉

もの-もち [0][3] 【物持(ち)】 (1)金や品物を多く所持する人。財産家。金持ち。「村一番の―だ」 (2)物を大事に扱って長持ちさせること。「―がよい人」

ものもの-し・い [5] 【物物しい】 (形)[文]シク ものもの・し🔗🔉

ものもの-し・い [5] 【物物しい】 (形)[文]シク ものもの・し (1)人を威圧するような感じである。いかめしい。「警官隊は―・い服装で出動した」 (2)厳重である。きびしい。「―・い警戒態勢」 (3)おおげさである。「―・く包帯をする」 [派生] ――げ(形動)――さ(名)

もの-もらい ―モラヒ [3] 【物貰い】🔗🔉

もの-もらい ―モラヒ [3] 【物貰い】 (1)他人から金や品物を貰って生活すること。また,その人。乞食(コジキ)。 (2)瞼(マブタ)にできる小さな腫(ハ)れ物。麦粒腫(バクリユウシユ)。

もの-やさし・い [5] 【物優しい】 (形)[文]シク ものやさ・し🔗🔉

もの-やさし・い [5] 【物優しい】 (形)[文]シク ものやさ・し 態度や性質がなんとなくやさしい。「姉夫人が,―・しく声をかける/婦系図(鏡花)」

大辞林 ページ 155725