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もの-やわらか ―ヤハラカ [5][4] 【物柔らか】 (形動)[文]ナリ🔗🔉

もの-やわらか ―ヤハラカ [5][4] 【物柔らか】 (形動)[文]ナリ 言葉遣い・動作などがおだやかであるさま。「―にさとす」「―な話しぶり」 [派生] ――さ(名)

ものゆえ モノユ (接助)🔗🔉

ものゆえ モノユ (接助) 〔名詞「もの」と「ゆえ(故)」との複合したものから。古くは「ものゆえに」の形でも用いられる〕 活用語の連体形に接続する。 (1)〔(2) が原義〕 順接の確定条件を表す。原因・理由などを表す。…ものだから。…ので。…から。「交通が不便な―,とかく外出するのがおっくうになる」「その日は何としても都合がつかぬ―,残念ながら会には出られない」「かくつきなきことを仰せ給ふことと,事ゆかぬ―,大納言をそしりあひたり/竹取」「参らざらん―に,何と御返事を申すべしともおぼえず/平家 1」 (2)逆接の確定条件を表す。…ものだのに。…であるのに。「年のはに来鳴く―ほととぎす聞けばしのはく逢はぬ日を多み/万葉 4168」「うけひかざらむ―,行きかかりて空しう帰らむ後手(ウシロデ)もをこなるべし/源氏(須磨)」「なにしかもこぬ―にたのめおきけん/玉葉(恋二)」 〔古くは(2)の逆接の用法が普通。のち,(1)の順接の用法が生まれ,これが現代語にも残っている。ただし,現代語でも,書き言葉に用いられるのが一般で,話し言葉としては,やや改まった表現にしか用いられない〕

もの-ゆか・し 【物床し】 (形シク)🔗🔉

もの-ゆか・し 【物床し】 (形シク) なんとなく心をひかれるさまである。「例は―・しがらぬ心地にあながちに妻戸のみすをひききて/源氏(野分)」

もの-よし 【物吉】🔗🔉

もの-よし 【物吉】 (1)祝いの言葉。めでたいこと。 (2)癩病(ライビヨウ)。癩病の患者。[日葡] (3)江戸時代,上方で,祝言を述べるなどして米銭を乞(コ)うた者。

もの-よみ 【物読み】🔗🔉

もの-よみ 【物読み】 書物を読むこと。特に漢籍の素読。「茶の湯は金森の一伝,―は宇津宮に道を聞き/浮世草子・織留 1」

もの-ら・し 【物らし】 (形シク)🔗🔉

もの-ら・し 【物らし】 (形シク) ものものしい。大げさだ。「うまい盛りの振袖が釣瓶鮓とは―・しし/浄瑠璃・千本桜」

大辞林 ページ 155726