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もも-え 【百枝】🔗🔉

もも-え 【百枝】 たくさんの繁茂した枝。「―の松にかけよとぞ思ふ/風雅(神祇)」

ももえ-つき 【百枝槻】🔗🔉

ももえ-つき 【百枝槻】 多くの枝の茂っている槻の木。「長谷(ハツセ)の―の下に坐しまして/古事記(下訓)」

もも-え ―ヘ 【百重】🔗🔉

もも-え ―ヘ 【百重】 数多く重なること。いくつにも重なっていること。「み熊野の浦の浜木綿(ハマユウ)―なす/万葉 496」

ももえ-なみ ―ヘ― 【百重波】🔗🔉

ももえ-なみ ―ヘ― 【百重波】 幾重にも重なった波。「荒磯波ありても見むと―千重波にしき言挙げす我(アレ)は/万葉 3253」

もも-か 【百日】🔗🔉

もも-か 【百日】 (1)ひゃくにち。また,多くの日数。「その敵(カタキ)を取らんとて,―虎伏す野べに出でて狙ふ/謡曲・放下僧」 (2)子供の生後一〇〇日目。餅をついて,子供にもふくませて祝った。「―の折に,まゐらせ給へりしを/狭衣 3」

もも-かわ ―カハ [0] 【楊梅皮・桃皮】🔗🔉

もも-かわ ―カハ [0] 【楊梅皮・桃皮】 ヤマモモの樹皮を乾燥したもの。煎汁を薬用または染料とする。渋木(シブキ)。

もも-き 【百木】🔗🔉

もも-き 【百木】 多くの木。「み園生の―の梅の散る花し/万葉 3906」

もも-きね (枕詞)🔗🔉

もも-きね (枕詞) 国名「美濃(ミノ)」にかかる。語義・かかり方未詳。「―美濃の国の高北の泳(ククリ)の宮に/万葉 3242」

もも-くさ 【百草】🔗🔉

もも-くさ 【百草】 いろいろの草。たくさんの草。千草(チグサ)。「―の花のひもとく秋の野に/古今(秋上)」

もも-くさ 【百種】🔗🔉

もも-くさ 【百種】 さまざま。種々。「この花の一よの内は―の言(コト)持ちかねて折らえけらずや/万葉 1457」

ももこえ-どり モモコ― [4] 【百声鳥】🔗🔉

ももこえ-どり モモコ― [4] 【百声鳥】 ホトトギスの異名。

もも-さえずり ―サヘヅリ 【百囀り】🔗🔉

もも-さえずり ―サヘヅリ 【百囀り】 (1)鳥がしきりにさえずること。特にウグイスについていう。「つれづれを何にかけてか慰めむ―の鳥なかりせば/永久百首」 (2)いろいろうるさくまくしたてること。「物もらひの―/滑稽本・浮世風呂 2」

大辞林 ページ 155740