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もん [1]🔗⭐🔉
もん [1]
〔「もの(者)」の転〕
人。つねに連体修飾語を伴って用いられる。「店の若い―」「誰かおれについて来る―はいないか」
〔近世江戸語以降の語〕
もん [1] 【文】🔗⭐🔉
もん [1] 【文】
〔呉音〕
(1)昔の貨幣の単位。一貫の千分の一。
(2)〔もと,一文銭を並べてはかったことから〕
足袋や靴の大きさの単位。一文は約2.4センチメートル
(3)字。文字。「常住といふ二つの―を聞くに,即ち天に生まる/三宝絵詞(下)」
(4)文章。文句。「紫の朱うばふことを悪むと云ふ―を御覧ぜられたき事ありて/徒然 238」
(5)呪文(ジユモン)。経文。「活々の―を唱へ/狂言・磁石」
もん 【門】🔗⭐🔉
もん 【門】
■一■ [1] (名)
(1)家の外構えやある敷地に設けた出入り口。かど。「―を閉める」「―をくぐる」「公園の―のところで待っている」
(2)物事が出入り,また経由する所。「入試の狭き―を突破する」「登竜―」
(3)ある師をとりまく学問・芸道などの一派。また,その系譜。「漱石―の俊秀」
(4)生物分類上の一段階。界の下,綱の上。脊椎動物門など。
→亜門
(5)「門限」の略。「いやもう,直に帰らう,―がやかましい/洒落本・辰巳之園」
■二■ (接尾)
助数詞。大砲を数えるのに用いる。「四六センチ砲九―」
――に入・る🔗⭐🔉
――に入・る
弟子(デシ)入りする。入門する。
――を叩(タタ)・く🔗⭐🔉
――を叩(タタ)・く
師と仰ぐ人を訪ねて,弟子(デシ)入りを願う。
もん 【門】🔗⭐🔉
もん 【門】
小説。夏目漱石作。1910年(明治43)発表。親友の妻お米と結ばれひっそりと暮らす主人公野中宗助は,不安から宗教の門をたたくが,入ることができない。社会の片隅の幸福の裏にひそむ精神の不幸を描く。
もん [1] 【紋・文】🔗⭐🔉
もん [1] 【紋・文】
(1)模様。あや。「美しい―のある蝶」
(2)「家紋」に同じ。「菊水の―」
もん [1] 【悶】🔗⭐🔉
もん [1] 【悶】
ひどく苦しみ悩むこと。もだえ。「心に快とし―とするの感覚は/日本開化小史(卯吉)」
大辞林 ページ 155780。