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やっこ-あたま [4] 【奴頭】🔗🔉

やっこ-あたま [4] 【奴頭】 (1)近世,武家の奴などの髪形。月代(サカヤキ)を広く深く剃り,両鬢(ビン)と後頭部に残した髪で髷(マゲ)を小さく結ったもの。 (2)江戸時代,幼児の髪置きの時,左右の耳の上と後頭部に髪を残し他を剃り落としたもの。また,その髪。「―を振りながら母様怖いと泣きゐたり/浄瑠璃・重井筒(上)」

やっこ-おどり ―ヲドリ [4] 【奴踊り】🔗🔉

やっこ-おどり ―ヲドリ [4] 【奴踊り】 伊達(ダテ)奴に扮(フン)して踊る踊り。歌舞伎や民俗芸能に見られる。

やっこ-ことば [4] 【奴詞】🔗🔉

やっこ-ことば [4] 【奴詞】 江戸前期,旗本奴や町奴などの用いた荒っぽい感じの言葉遣い。当時の関東方言にもとづくもの。「寒い」を「さむっこい」,「事だ」を「こんだ」,「言う」を「ほじゃく」という類。六方詞。

やっこ-さん [0] 【奴さん】🔗🔉

やっこ-さん [0] 【奴さん】 ■一■ (名) (1)折り紙細工の一。奴{■一■(5)}に模して折るもの。 (2)江戸末期に江戸で流行した端唄。花柳界のお座敷唄としてその踊りとともに広まった。源流は不明。 ■二■ (代) 三人称。男性が同輩またはそれ以下の人を親しんで,または多少軽んじて呼ぶ語。あいつ。「―今ごろどうしているかな」

やっこ-しまだ [4] 【奴島田】🔗🔉

やっこ-しまだ [4] 【奴島田】 根の高く上がった島田髷(マゲ)。成人前の女性が結った。江戸中期から明治初期にかけて流行。 奴島田 [図]

やっこ-そう ―サウ [0] 【奴草】🔗🔉

やっこ-そう ―サウ [0] 【奴草】 ヤッコソウ科の多年草。シイノキの根に寄生。全体に白色。茎は肉質で高さ7センチメートル内外。質の厚い鱗片葉を数対対生し,鱗片葉は上方のものほど大きい。晩秋,茎頂に両性花を単生。宮崎市内海のものは特別天然記念物。

大辞林 ページ 155904