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やや [1] 【稍・漸】 (副)🔗🔉

やや [1] 【稍・漸】 (副) 〔副詞「や」を重ねた語〕 (1)分量・程度がわずかであるさま。「―右寄り」「―大きめ」「―不機嫌そう」 (2)しばらくの間。「―待つうちに」 (3)次第に程度が増すさま。一層。「年は―さだ過ぎ行くに/更級」

――あって🔗🔉

――あって 少し時間を経て。しばらくして。「―,主が口を切った」

やや [1] (感)🔗🔉

やや [1] (感) (1)驚いた時に発する語。「―,こんなところにあった」 (2)呼びかける時に発する語。これこれ。「―とおどろかし給へど,ただ冷えに冷え入りて/源氏(夕顔)」

やや-おも [0] 【稍重】🔗🔉

やや-おも [0] 【稍重】 重(オモ)馬場よりは水分の少ない馬場の状態。

やや-こ [2] 【稚児】🔗🔉

やや-こ [2] 【稚児】 あかご。あかんぼう。やや。

ややこ-おどり ―ヲドリ [4] 【稚児踊り】🔗🔉

ややこ-おどり ―ヲドリ [4] 【稚児踊り】 (1)中世末期から近世初頭に,ややこ(幼女)によって演じられた踊り。女歌舞伎に取り入れられた。 (2)少女による盆踊りの一種。

ややこし・い [4] (形)[文]シク ややこ・し🔗🔉

ややこし・い [4] (形)[文]シク ややこ・し こみいっていて,わかりにくい。複雑で,めんどうだ。「―・い問題」「説明が―・くてわからない」 [派生] ――さ(名)

やや-さむ [0] 【稍寒】🔗🔉

やや-さむ [0] 【稍寒】 秋になって,少し寒さを感じること。秋寒。肌寒。うそ寒。そぞろ寒。[季]秋。《―や日のあるうちに帰るべし/虚子》

やや-さん [1] 【児様】🔗🔉

やや-さん [1] 【児様】 〔「ややさま」の転〕 他人を敬ってその赤子をいう語。

ややとも-すると [1] 【動ともすると】 (副)🔗🔉

ややとも-すると [1] 【動ともすると】 (副) 「ややともすれば」に同じ。「―仲間から遅れがちだ」

ややとも-すれば [1] 【動ともすれば】 (副)🔗🔉

ややとも-すれば [1] 【動ともすれば】 (副) 「ややもすれば」を強めていう語。「―人情論で片付けたがる」

ややま・し (形シク)🔗🔉

ややま・し (形シク) 〔動詞「ややむ」の形容詞化〕 心に悩む。気がとがめる。「御馬にておはする心地も,物恐ろしく―・しけれど/源氏(浮舟)」

やや・む (動マ四)🔗🔉

やや・む (動マ四) 悩む。思いわずらう。「いと苦しげに―・みて/源氏(宿木)」

ややも-すると [1] 【動もすると】 (副)🔗🔉

ややも-すると [1] 【動もすると】 (副) 「ややもすれば」に同じ。「―彼の功績は忘れられがちだ」

大辞林 ページ 156007