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ゆいぶつ-ろん [4] 【唯物論】🔗🔉

ゆいぶつ-ろん [4] 【唯物論】 〔哲〕 〔materialism〕 物質を根本的実在とし,精神や意識をも物質に還元してとらえる考え。唯物論的思想は古代ギリシャ初期,中国・インドなどにも現れているが,近代以後では一八世紀フランスの機械的唯物論,一九世紀のマルクスの弁証法的唯物論などが代表的。マテリアリズム。 ⇔唯心論 →観念論

ゆいぶつ-ろん-けんきゅうかい ―ケンキウクワイ 【唯物論研究会】🔗🔉

ゆいぶつ-ろん-けんきゅうかい ―ケンキウクワイ 【唯物論研究会】 1932年(昭和7)唯物論の学問的研究を唱えて,戸坂潤・三枝博音らにより創立された研究団体。機関誌「唯物論研究」を発行。

ゆい-ほどけ ユヒ― [0] 【結い解け】🔗🔉

ゆい-ほどけ ユヒ― [0] 【結い解け】 水引などの結び方の一。祝い事などに用いる結び方。蝶(チヨウ)結び。 →水引

ゆいま 【維摩】🔗🔉

ゆいま 【維摩】 〔梵 Vimalakrti の音訳である「維摩詰(ユイマキツ)」の略。漢訳して「浄名」「無垢称」〕 古代インドの毘舎離(ビシヤリ)城の富豪で,釈迦の弟子となり在家のまま大乗仏教の奥義に達したと伝えられる人物。維摩経の主人公。 維摩 [図]

ゆいま-え ― [3] 【維摩会】🔗🔉

ゆいま-え [3] 【維摩会】 維摩経を講ずる法会。特に,興福寺で一〇月一〇日から一六日までの七日間行われた勅願の法会。藤原鎌足が山科陶原(スエハラ)の邸を寺として講じたのに始まるといわれる。南都三会の一つ。

ゆいま-きつ 【維摩詰】🔗🔉

ゆいま-きつ 【維摩詰】 ⇒維摩(ユイマ)

ゆいま-ぎょう ―ギヤウ 【維摩経】🔗🔉

ゆいま-ぎょう ―ギヤウ 【維摩経】 大乗経典。原典は散逸,漢訳に鳩摩羅什(クマラジユウ)訳の「維摩詰所説経」(三巻)など。在家の仏教者である維摩を主人公に,不二に究まる大乗の立場,空(クウ)の精神を明らかにする。

ゆいま-きょうぎしょ ―キヤウ― 【維摩経義疏】🔗🔉

ゆいま-きょうぎしょ ―キヤウ― 【維摩経義疏】 「維摩経」の注釈書。聖徳太子の著と伝える。三巻。三経義疏の一。

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