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ゆく-ゆく [0] 【行く行く】 (副)🔗🔉

ゆく-ゆく [0] 【行く行く】 (副) 〔動詞「ゆく」を重ねた語〕 (1)将来。行く末。「―大物になるだろう」「―はここに住もう」 (2)行きながら。「中海に入り,―御倉半島の断崖を仰ぐ/十和田湖(桂月)」

ゆくら-ゆくら (形動ナリ)🔗🔉

ゆくら-ゆくら (形動ナリ) 動揺して不安定なさま。「大船の―に思ひつつ我が寝る夜らは/万葉 3329」

ゆくり-か (形動ナリ)🔗🔉

ゆくり-か (形動ナリ) (1)思いがけないさま。突然なさま。「―に見せ奉りて/源氏(明石)」 (2)不用意なさま。軽はずみなさま。「―にあざれたることのまことにならはぬ御心ちなれば/源氏(夕霧)」

ゆくり-なく [4] (副)🔗🔉

ゆくり-なく [4] (副) 〔「ゆくりなし」の連用形から〕 思いがけず。不意に。「―も旧友に再会する」「音信も聞かざりける女に,―三崎の町中に行遇ふて/ふところ日記(眉山)」

ゆくり-な・し (形ク)🔗🔉

ゆくり-な・し (形ク) (1)思いがけない。不意である。突然だ。「さても誰がいひし事を,かく―・くうち出で給ふぞ/源氏(行幸)」 (2)深い用意がない。何げない。「―・くあくがれ出でしいさよひの月やおくれぬかたみなるべき/十六夜」

ゆ-くわ ―クハ 【斎鍬】🔗🔉

ゆ-くわ ―クハ 【斎鍬】 斎(イ)み清めて神事に用いる鍬。「―持ちて東を向き佃を耕す/止由気宮儀式帳」

ゆ-け [1] 【湯気】🔗🔉

ゆ-け [1] 【湯気】 (1)入浴時に起こる脳貧血。 (2)ゆげ。

――に=あた・る(=上が・る)🔗🔉

――に=あた・る(=上が・る) 長湯をしてのぼせる。

ゆ-け 【遊化】🔗🔉

ゆ-け 【遊化】 (1)〔仏〕 諸方に出かけて人々を教え導くこと。「世間出世間のうち,いづれのくににか―したまふ/性霊集」 (2)〔多く「ゆげ」〕 「遊戯(ユゲ){(3)}」に同じ。

ゆ-げ 【弓削】🔗🔉

ゆ-げ 【弓削】 古代,弓を削り作ること。また,それを職とする人。「ま鉋(カナ)持ち―の川原の埋れ木の/万葉 1385」

大辞林 ページ 156166