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ゆめ [2] 【夢】🔗⭐🔉
ゆめ [2] 【夢】
〔「いめ」の転〕
(1)睡眠時に生じる,ある程度の一貫性をもった幻覚体験。多くの場合,視覚像で現れ,聴覚・触覚を伴うこともある。非現実的な内容である場合が多いが,夢を見ている当人には切迫した現実性を帯びている。「―を見る」「―からさめる」
(2)将来実現させたいと心の中に思い描いている願い。「少年らしい―を抱いている」「―は果てしなく広がる」
(3)現実とかけはなれた考え。実現の可能性のない空想。「宇宙旅行は―ではなくなった」「―のような話」
(4)心の迷い。迷夢。「見果てぬ―を追う」
(5)現実を離れた甘美な状態。「新婚の―の日々を送る」「太平の―をむさぼる」
(6)はかない物事。不確かな事。「―と消え去る」「―の世」
→夢に
→夢にも
――か現(ウツツ)か🔗⭐🔉
――か現(ウツツ)か
夢の中のことなのか現実に起こったことなのか。意外な事態に驚き疑う気持ちを表す語。「これは―幻(マボロシ)か」
――に夢見る🔗⭐🔉
――に夢見る
夢の中でさらに夢を見る。ぼんやりしたさま,また,はかないさまのたとえ。
――の跡🔗⭐🔉
――の跡
(1)夢からさめてなおその気分の残ること。夢の名残(ナゴリ)。
(2)現実にあった事が少しの痕跡も残さないで消え去ったことのたとえ。「夏草や兵(ツワモノ)どもが―/奥の細道」
――の通い路(ジ)🔗⭐🔉
――の通い路(ジ)
夢の中の道。また,夢の中で行き来すること。夢に見ること。「―人めよぐらむ/古今(恋二)」
――の告げ🔗⭐🔉
――の告げ
夢の中に神仏などが現れて,告げ知らせること。また,そのお告げ。
――の名残(ナゴリ)🔗⭐🔉
――の名残(ナゴリ)
夢さめてのち,なおその気分の残ること。また見果てぬ夢の残り。夢の跡。「つてに聞く程だに悲し思ひやれほのかに見えし―を/栄花(衣の珠)」
大辞林 ページ 156206。