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よもつ-ひらさか 【黄泉平坂】🔗🔉

よもつ-ひらさか 【黄泉平坂】 黄泉(ヨミ)の国と現世との境界にある坂。「逃げ来るを,猶追ひて,―の坂本に到りし時/古事記(上)」

よもつ-へぐい ―グヒ 【黄泉竈食ひ】🔗🔉

よもつ-へぐい ―グヒ 【黄泉竈食ひ】 黄泉(ヨミ)の国の竈(カマド)で煮たものを食べること。これを食べると,黄泉の国の者になり切って,再び現世へは帰れないと信じられていた。「吾は―しつ/古事記(上)」

よも-の-あから 【四方赤良】🔗🔉

よも-の-あから 【四方赤良】 大田南畝(オオタナンポ)の別号。

よも-の-うみ 【四方の海】🔗🔉

よも-の-うみ 【四方の海】 四方の海。四海(シカイ)。「―の波にただよふもくづをも/金葉(雑下)」

よも-や [1] (副)🔗🔉

よも-や [1] (副) 〔「よも」に助詞「や」の付いた語〕 (1)(下に打ち消しの語を伴って)まさか。いくらなんでも。「彼に限って―裏切ることはあるまい」「―化物ではあるまい/草枕(漱石)」 (2)きっと。たぶん。おそらく。「―もう盗んで帰りましたらう/黄表紙・金生木」

――に引かされる🔗🔉

――に引かされる きっといつか思いがかなうだろうという期待の気持ちに心引かれる。

よも-やま [0] 【四方山】🔗🔉

よも-やま [0] 【四方山】 〔「よもやも」の転という〕 (1)いろいろな方面のこと。さまざま。 (2)世間。「―の人上下病みののしるに/栄花(花山)」

よもやま-ばなし [5] 【四方山話】🔗🔉

よもやま-ばなし [5] 【四方山話】 種々雑多な話。いろいろな話。世間話。「―に花が咲く」

よも-やも 【四方八方】🔗🔉

よも-やも 【四方八方】 しほうはっぽう。諸方。「名―に流しけり/日本書紀(欽明訓)」

よ-や (感)🔗🔉

よ-や (感) 他人に強く呼びかける語。おおい。よう。「助けよや,猫また,―,―とさけべば/徒然 89」

よ-や (連語)🔗🔉

よ-や (連語) 〔終助詞「よ」に間投助詞「や」の付いたもの〕 文末の言い切りの形に付いて,詠嘆の気持ちをこめて断定したり念を押して確かめたりする意を表す。「もつれあうたを一具瓶子の並うだ中のよさ―/田植草紙」「ため切てござるぞ―と母はいひ/柳多留 15」

大辞林 ページ 156443