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――して楽知らず🔗⭐🔉
――して楽知らず
苦労を知らない人は安楽のありがたみがわからない。苦労して初めて安楽さの大切さがわかるということ。楽人楽を知らず。
――は苦の種(タネ)苦は楽の種🔗⭐🔉
――は苦の種(タネ)苦は楽の種
苦は楽を,楽は苦をそれぞれそのうちに含み持っている。苦楽が相伴うことにいう。
らく [1] 【酪】🔗⭐🔉
らく [1] 【酪】
牛・羊・馬などの乳を発酵させて作った酸味のある飲料。仏教で,五味の一。
らく🔗⭐🔉
らく
〔完了の助動詞「り」のク語法。上代語〕
…ていること。…てあること。「床じものうち臥(コ)い伏して思ひつつ嘆き伏せ―/万葉 886」「さ雄鹿の小野の草伏しいちしろく我が問はなくに人の知れ―/万葉 2268」
らく (接尾)🔗⭐🔉
らく (接尾)
〔上代語〕
上一段動詞の未然形,上二段・下二段・カ変・サ変・ナ変の動詞および助動詞「つ」「ぬ」「しむ」「ゆ」などの終止形に付く。
(1)上の活用語を体言化し,「…こと」の意を表す。「潮満てば入りぬる磯の草なれや見―少なく恋ふ―の多き/万葉 1394」
(2)「告ぐ」「申しつ」などに付いて,引用文を導き,「…ことには」「…のには」の意を表す。「故,白(マオ)しつ―,僕は妣(ハハ)の国に往かむと欲ひて哭くなり,とまをしつ/古事記(上)」「里人のあれに告ぐ―山辺(ヤマビ)には桜花散り容鳥(カオトリ)の間無くしば鳴く/万葉 3973」
(3)文末にあって詠嘆の意を表す。助詞「も」や「に」を伴うこともある。「天の川なづさひ渡り君が手もいまだまかねば夜のふけぬ―/万葉 2071」「飫宇(オウ)の海の河原の千鳥汝が鳴けばわが佐保川の思ほゆ―に/万葉 371」
〔(1)「く」とともにク語法,またはカ行延言の語尾とも呼ばれる。ク語法については「く」の補注参照。(2)中古以降は造語力を失い,「老いらく」など二,三の語にのみ固定的に残ったが,後世に誤った類推から「望むらく」のように,四段活用の語にも付いた形が現れた。「桜花散りかひくもれ老い―の来むといふなる道まがふがに/古今(賀)」〕
→く(接尾語)
→ク語法
大辞林 ページ 156505。