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ラッセル Russell🔗🔉

ラッセル Russell (1)〔Bertrand R.〕 (1872-1970) イギリスの数学者・哲学者。ホワイトヘッドとの共著「数学原理」で記号論理学を集大成し,論理学によって数学を基礎づけた。また,その論理分析の方法は現代分析哲学の出発点となった。社会評論にも健筆をふるい,核兵器廃絶運動やベトナム反戦運動などに尽力。 (2)〔Henry Norris R.〕 (1877-1957) アメリカの天文学者。恒星のスペクトル型(色)と光度との関係を発見し,恒星進化論の基礎を築いた。

ラッセル-アインシュタインせんげん 【―宣言】🔗🔉

ラッセル-アインシュタインせんげん 【―宣言】 ラッセル{(1)}とアインシュタインの提唱の下,人類が核廃絶に立ち上がるべきことを主張した宣言。1955年発表。湯川秀樹を含む九名の著名な科学者が連署。 →パグウォッシュ会議

ラッセル-の-パラドックス 【―の―】🔗🔉

ラッセル-の-パラドックス 【―の―】 〔Russell's paradox〕 〔論〕 1902年にラッセル{(1)}によって発見された集合論の基礎にかかわるパラドックス。「自分自身を含む集合」を考えると矛盾に突き当たることが示される。この矛盾は数学の危機として受けとめられ,その克服を目指して数学基礎論の分野が成立した。

ラッセル-おん [4] 【―音】🔗🔉

ラッセル-おん [4] 【―音】 〔(ドイツ) Rasselgerusch〕 肺および気管支の疾患の際,聴診器で聴かれる呼吸に伴う肺部の雑音。ラッセル。音(ラオン)。ラ音。

ラッソ Orlando di Lasso🔗🔉

ラッソ Orlando di Lasso (1532-1594) 後期フランドル楽派最大の作曲家。イタリア・アントワープ・ミュンヘンなどで国際的に活躍。多数の作品のうち特に言葉と音楽表現の結合を重視したモテットが重要。ラッスス。

ラッダイト-うんどう [6] 【―運動】🔗🔉

ラッダイト-うんどう [6] 【―運動】 イギリス産業革命期の機械打ちこわし運動。1811〜17年,中部・北部の手工業者たちが生活苦や失業の原因を技術革新と機械導入によるものとして起こした。運動の指導者と目されたネッド=ラッド(Ned Ludd)にちなむ命名。ラッディズム。

大辞林 ページ 156539