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すん【寸】🔗🔉

すん [1] 【寸】 (1)尺貫法の長さの単位。一尺の一〇分の一。約3.03センチメートル。 (2)長さ。丈(タケ)。「―が足りない」「―は一尺四寸五分/浄瑠璃・長町女腹切(上)」 (3)ごくわずかな数や量。「―の間」「―の油断も候はず/御伽草子・猫」

すん-い【寸意】🔗🔉

すん-い [1] 【寸意】 わずかな気持ち。寸志。

すん-いん【寸陰】🔗🔉

すん-いん [0] 【寸陰】 わずかな時間。「―を惜んでの刻苦勉強に学業の進みも著るしく/浮雲(四迷)」

すん-おん【寸恩】🔗🔉

すん-おん [0] 【寸恩】 わずかな恩。ごくわずかな恩恵。

すん-か【寸暇】🔗🔉

すん-か [1] 【寸暇】 わずかの暇。「―を惜しんで研究する」

スンガuga🔗🔉

スンガ uga ⇒シュンガ

すん-がり【寸借り】🔗🔉

すん-がり [0] 【寸借り】 「すんしゃく(寸借)」に同じ。

スンガリーSungari🔗🔉

スンガリー Sungari ⇒松花江(シヨウカコウ)

すん-かん【寸間・寸閑】🔗🔉

すん-かん [0] 【寸間・寸閑】 わずかの暇。寸暇。「―を得ず」

すん-かん【寸感】🔗🔉

すん-かん [0] 【寸感】 ちょっとした感想。「演劇―」

すん-かん【寸簡】🔗🔉

すん-かん [0] 【寸簡】 短い手紙。また,自分の手紙をへりくだっていう語。

スンクスsuncus🔗🔉

スンクス [1] suncus (1)実験動物化された食虫類ジャコウネズミの俗称。主に,神経系,消化器系,生殖器系の実験に用いられる。 (2)食虫目トガリネズミ科ジャコウネズミ属の哺乳類の総称。

すん-げき【寸隙】🔗🔉

すん-げき [0] 【寸隙】 (1)ごくわずかな暇。寸暇。 (2)わずかなすき間。

すん-げき【寸劇】🔗🔉

すん-げき [0] 【寸劇】 上演時間のごく短い演劇。座興に演じる軽演劇。

すん-けん【寸見】🔗🔉

すん-けん [0] 【寸見】 (名)スル ちょっとのぞいて見ること。

すん-げん【寸言】🔗🔉

すん-げん [0] 【寸言】 短いが,深い意味のある言葉。

すん-こう【寸口】🔗🔉

すん-こう [0] 【寸口】 漢方で,手首の脈所。

すん-こう【寸功】🔗🔉

すん-こう [0] 【寸功】 わずかの功績。また,自分の立てた手柄をへりくだっていう語。

すん-こう【寸考】🔗🔉

すん-こう ―カウ [0] 【寸考】 (名)スル ちょっと考えること。

すん-ごう【寸毫】🔗🔉

すん-ごう ―ガウ [0] 【寸毫】 〔「毫」は細い毛の意〕 ほんのわずか。ごく少し。「決意は―も揺るがない」

すん-こく【寸刻】🔗🔉

すん-こく [0] 【寸刻】 わずかの時刻。寸時。「―を惜しむ」

すん-ころ【寸頃】🔗🔉

すん-ころ [3] 【寸頃】 長さの具合。頃合いの長さ。身長・刀身などにいう。「某(ソレガシ)は―もよし/狂言・粟田口(虎寛本)」

スンコロク🔗🔉

スンコロク [3] 〔スワンカロークの転〕 タイ,特に中北部のスワンカローク産の古陶磁器の総称。桃山時代から江戸初期に灰釉・鉄絵の蓋物などが輸入され,茶器として用いられた。 〔「宋胡録」「寸古録」とも書く〕

すん-し【寸志】🔗🔉

すん-し [1] 【寸志】 (1)少しの気持ち。わずかの厚意。自分の気持ちをへりくだっていうことが多い。 (2)心ばかりの贈り物。 (3)不服。難点。「随分達引もあるといふのだから―はあるめえ/人情本・梅美婦禰 5」

すん-じ【寸時】🔗🔉

すん-じ [1] 【寸時】 わずかの時間。「―の猶予もない」

すん-しゃく【寸尺】🔗🔉

すん-しゃく [0] 【寸尺】 寸法。長さ。丈。また,わずかな長さ。

すん-しゃく【寸借】🔗🔉

すん-しゃく [0] 【寸借】 (名)スル ちょっと借りること。また,わずかの額を借りること。

すんしゃく-さぎ【寸借詐欺】🔗🔉

すんしゃく-さぎ [5] 【寸借詐欺】 すぐに返す,と言って金品をだまし取ること。

すん-しゅう【駿州】🔗🔉

すん-しゅう ―シウ 【駿州】 駿河(スルガ)国の別名。

すん-しょ【寸書】🔗🔉

すん-しょ [1] 【寸書】 短い手紙。自分の手紙をへりくだっていう語。寸簡。

すんしょうあん-しきし【寸松庵色紙】🔗🔉

すんしょうあん-しきし 【寸松庵色紙】 三色紙の一。伝,紀貫之筆。古今集の四季の歌を書写した粘葉装(デツチヨウソウ)冊子の断簡。佐久間将監(1570-1642)が大徳寺の塔頭(タツチユウ)「寸松庵」で愛蔵したことからの名。

すん-しん【寸心】🔗🔉

すん-しん [0] 【寸心】 〔心は胸の方一寸の間にあると考えられたことから〕 心。また,自分の気持ちをへりくだっていう語。方寸。「友と我との間に択ばんは,一にアヌンチヤタが―に存ず/即興詩人(鴎外)」

すん-しん【寸進】🔗🔉

すん-しん [0] 【寸進】 (名)スル ほんの少し進むこと。「天下の歩―して寸退し/新聞雑誌 6」

すんしん-しゃくたい【寸進尺退】🔗🔉

すんしん-しゃくたい [0] 【寸進尺退】 少し進んで多く退くこと。得るものが少なく,失うものの多いこと。 →寸退尺進(スンタイシヤクシン)

すん-ず【駿豆】🔗🔉

すん-ず ―ヅ 【駿豆】 駿河(スルガ)と伊豆(イズ)。

すん-すん🔗🔉

すん-すん (副) (1)動作がすみやかに行われるさま。どんどん。「―とのびる」 (2)愛想のないさま。つんつん。「賢女立てして―とすげなき御身が心を表し/浄瑠璃・国性爺合戦」

すん-ずん【寸寸】🔗🔉

すん-ずん 【寸寸】 (副) 〔「ずんずん」とも〕 物を細かくいくつにも切るさま。ずたずた。「―ニ切ル/日葡」

すん-せつ【寸節】🔗🔉

すん-せつ [0] 【寸節】 わずかなみさお。自分のみさお立てをへりくだっていう語。小節。「―を守る」

すん-ぜん【寸前】🔗🔉

すん-ぜん [0] 【寸前】 ほんのわずか手前。その事の起こるほんの一瞬前。「発車―に飛び乗った」「ゴール―で抜く」

すんぜん-しゃくま【寸善尺魔】🔗🔉

すんぜん-しゃくま [5] 【寸善尺魔】 〔一寸の善と一尺の魔の意〕 よいことには邪魔の入りやすいたとえ。また,世の中にはよいことは少なく悪いことの多いたとえ。

すん-たい【寸退】🔗🔉

すん-たい [0] 【寸退】 (名)スル ほんの少し退くこと。「屍(シカバネ)を原野に曝(サラス)も―せざるをもて/竜動鬼談(勤)」

すんたい-しゃくしん【寸退尺進】🔗🔉

すんたい-しゃくしん [0] 【寸退尺進】 少しさがって,たくさん進むこと。 →寸進尺退(スンシンシヤクタイ)

すんだい【駿台】🔗🔉

すんだい 【駿台】 「駿河台(スルガダイ)」の略称。

すんだい-ざつわ【駿台雑話】🔗🔉

すんだい-ざつわ 【駿台雑話】 随筆集。室鳩巣著。1732年成立。仁・義・礼・智・信の五巻から成る。朱子学者の立場から学問・道徳・政治などに関する意見を述べたもの。

すんだい-せんせい【駿台先生】🔗🔉

すんだい-せんせい 【駿台先生】 〔江戸駿河台に住んだことから〕 室鳩巣(ムロキユウソウ)の敬称。

すん-たらず【寸足らず】🔗🔉

すん-たらず [3] 【寸足らず】 (名・形動) 普通のものより寸法が短いこと。背丈の低いこと。「―の着物」

スンダ-れっとう【―列島】🔗🔉

スンダ-れっとう ―レツタウ 【―列島】 〔Sunda〕 インドネシアの主要部分をなす列島。スマトラ・ジャワ・カリマンタン・スラウェシから成る大スンダ列島と,バリ以東ティモールに至る小島から成る小スンダ列島の総称。

すん-だん【寸断】🔗🔉

すん-だん [0] 【寸断】 (名)スル (1)細かく切ること。ずたずたにすること。「台風で鉄道が―された」 (2)少し切ること。「吾読んで思はず―したり/欺かざるの記(独歩)」

すん-ち【寸地】🔗🔉

すん-ち [1] 【寸地】 わずかの土地。寸土。

すん-ちゅう【寸忠】🔗🔉

すん-ちゅう [0] 【寸忠】 少しばかりの忠義。また,自分の忠義をへりくだっていう語。

すん-ちゅう【寸衷】🔗🔉

すん-ちゅう [0] 【寸衷】 少しばかりの真心。少しばかりの誠意。また,自分の誠意をへりくだっていう語。寸心。寸志。

すん-ちょ【寸楮】🔗🔉

すん-ちょ [1] 【寸楮】 〔「楮」はコウゾで和紙の原料〕 短い手紙。自分の手紙をへりくだっていう語。寸書。寸簡。

すん-づまり【寸詰(ま)り】🔗🔉

すん-づまり [0][3] 【寸詰(ま)り】 (名・形動) 普通より丈が短いこと。幅に比べて丈が足りないさま。「―の浴衣」

すん-てつ【寸鉄】🔗🔉

すん-てつ [0][1] 【寸鉄】 小さな刃物。小さな武器。「身に―も帯びず(=何モ武器ヲ持タナイ)」

すんで-に【既に】🔗🔉

すんで-に [1][3] 【既に】 (副) 〔「すでに」の転〕 もう少しのところで。すんでのところで。

すんで-の-こと【既の事】🔗🔉

すんで-の-こと [6] 【既の事】 (副) (多く「すんでのことに」「すんでのことで」の形で)もう少しのところで。あやうく。「―で車にぶつかるところだった」

すんで-の-ところ-で【既の所で】🔗🔉

すんで-の-ところ-で 【既の所で】 (連語) 「すんでに」に同じ。「―乗り遅れるところだった」

すん-と🔗🔉

すん-と (副)スル (1)とりすましたさま。無関心なさま。つんと。「いづれ御縁あらばと―した言葉に/浮世草子・御前義経記」 (2)身のこなしなどがすっきりしているさま。「踊り子の―して又(ヤサ)しきは/浄瑠璃・神霊矢口渡」

すん-ど【寸土】🔗🔉

すん-ど [1] 【寸土】 わずかの土地。寸地。

すん-とく【寸牘】🔗🔉

すん-とく [0] 【寸牘】 〔「牘」は文字を書きつける木の札〕 「寸簡(スンカン)」に同じ。

すん-どめ【寸止め】🔗🔉

すん-どめ [0] 【寸止め】 空手の試合で,攻撃する部位に拳・蹴りなどが当たる寸前に止めること。

すんとり-むし【寸取り虫】🔗🔉

すんとり-むし [4] 【寸取り虫】 シャクトリムシの異名。

スンナ(アラビア) Sunnah🔗🔉

スンナ [1] (アラビア) Sunnah 〔慣習の意〕 イスラム教で,預言者ムハンマドが生前に実践していた慣行。一般のイスラム教徒が従うべき規範とされる。コーランに次ぐ第二の法源で,預言者の言行録(ハディース)の研究から確定される。

スンナ-は【―派】🔗🔉

スンナ-は 【―派】 イスラム教の一派。全イスラム教徒の約九割を占める。ムハンマドの後継者としてアブーバクル・ウマル・ウスマーン・アリーの正統四カリフを認め,ハナフィー・マーリク・シャーフィイ・ハンバルの四つの法学派を公的な法解釈の学派とする。 →シーア派

すん-なら🔗🔉

すん-なら 〔「そんなら」の転〕 ■一■ (接続) それでは。それならば。「―夏菊さん,出してあげさしやいまし/滑稽本・膝栗毛 2」 ■二■ (感) 別れるときの挨拶(アイサツ)の言葉。さようなら。「おい―,と出て行く/滑稽本・浮世床(初)」

すんなり🔗🔉

すんなり [3] (副)スル (1)細くてかっこうよく伸びているさま。「―(と)した手足」 (2)支障なく事が運ぶさま。「役員は―(と)決まった」「要請に―(と)応じる」

スンニー-は【―派】🔗🔉

スンニー-は 【―派】 〔(アラビア) Sunn⇒スンナ派

すん-のび【寸延び】🔗🔉

すん-のび [0] 【寸延び】 少しずつ延期すること。「言葉巧みに君を欺き,―の逃げ口上/桐一葉(逍遥)」

すん-の-ま【寸の間】🔗🔉

すん-の-ま 【寸の間】 (連語) ごくわずかの暇やすき間。「誠に―もござりませぬ/歌舞伎・お染久松色読販」

すん-ばく【寸白】🔗🔉

すん-ばく 【寸白】 「すばく(寸白)」に同じ。[日葡]

すんば-とうじん【寸馬豆人】🔗🔉

すんば-とうじん [1] 【寸馬豆人】 一寸ほどの馬と豆粒ほどの人。遠景または画中の人馬の形容。

すんぱ-もの【寸端物】🔗🔉

すんぱ-もの [0] 【寸端物】 武士の刀より短い刀。近世,町人や侠客(キヨウカク)が用いた。

すん-びょう【寸秒】🔗🔉

すん-びょう ―ベウ [0] 【寸秒】 ごく短い時間。寸刻。「―を争う」

すん-びょう【寸描】🔗🔉

すん-びょう ―ベウ [0] 【寸描】 大ざっぱな印象を手短に書き表すこと。また,その書いたもの。スケッチ。

すん-ぴょう【寸評】🔗🔉

すん-ぴょう ―ピヤウ [0] 【寸評】 短い批評。簡単な批評。「選者―」

すんぷ【駿府】🔗🔉

すんぷ 【駿府】 静岡市の旧名。古代,駿河国府の所在地。中世,今川氏の城下町として栄えた。江戸初期,徳川家康が隠退後の居所とし,のち天領となる。

すんぷ-かばん【駿府加番】🔗🔉

すんぷ-かばん [4] 【駿府加番】 江戸幕府の職名。駿府城在番で,駿府城代を補佐する。

すんぷ-ざ【駿府座】🔗🔉

すんぷ-ざ 【駿府座】 「駿河座(スルガザ)」に同じ。

すんぷ-じょうだい【駿府城代】🔗🔉

すんぷ-じょうだい ―ジヤウ― [4] 【駿府城代】 江戸幕府の職名。駿府城在番で,城の警固・管理に当たるとともに駿府内の政務にも当たる。大名,のちに旗本の大番頭から任ぜられた。老中支配。

すんぷ-じょうばん【駿府定番】🔗🔉

すんぷ-じょうばん ―ヂヤウ― [4] 【駿府定番】 江戸幕府の職名。駿府城在番で,城の諸門の警固に当たる。定員一名。老中支配。駿府城番。

すん-ぶくろ【寸袋】🔗🔉

すん-ぶくろ 【寸袋】 刀や脇差(ワキザシ)の鞘(サヤ)袋。多く革製。

すん-ぶん【寸分】🔗🔉

すん-ぶん [0] 【寸分】 〔「すんぷん」とも〕 一寸と一分の長さ。ごくわずかの長さ・程度。現在では下に打ち消しの語を伴って副詞的に用いることが多い。「―たがわず仕上げる」「帷幄の裏に臥して聊かに―の歌を作る/万葉(三九六五詞)」

すんか【寸暇】(和英)🔗🔉

すんか【寸暇】 a moment's leisure.〜もない have no time to spare.

すんげき【寸劇】(和英)🔗🔉

すんげき【寸劇】 a short (comic) play;a skit.→英和

すんし【寸志】(和英)🔗🔉

すんし【寸志】 a little token of one's gratitude;a small present.

すんじ【寸時】(和英)🔗🔉

すんじ【寸時】 a moment.→英和 〜も早く as soon as possible;without a moment's delay.

すんぜん【寸前】(和英)🔗🔉

すんぜん【寸前】 just[immediately]before.

すんだん【寸断する】(和英)🔗🔉

すんだん【寸断する】 cut[tear]to pieces.

すんてつ【寸鉄】(和英)🔗🔉

すんてつ【寸鉄】 [武器]arms;a weapon;→英和 [警句]a pithy saying;an epigram.→英和 身に〜も帯びない be quite unarmed.

すんでのことに(和英)🔗🔉

すんでのことに almost;→英和 nearly;→英和 near.→英和

すんなり(和英)🔗🔉

すんなり 〜とした slim;→英和 slender.→英和

すんぴょう【寸評】(和英)🔗🔉

すんぴょう【寸評】 a brief review.

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