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ない-で🔗🔉

ない-で (連語) 〔近世初期から関東方言に用いられ,江戸語以降広く用いられるようになった。江戸語でのくだけた言い方では「ねえで」となる〕 動詞および動詞型活用の助動詞の未然形に接続する。 (1)打ち消しの意味で下に続ける。「勉強もし―,遊んでばかりいる」「他(ヒト)の気も知らねえで,まことに憎いよ/人情本・辰巳園(初)」 (2)「ないでは」「ないでも」の形で,打ち消しの条件を表す。「なければ」「なくても」の意。「こっぴどい目にあわさ―はおかないぞ」「傘を持って行か―も大丈夫だろう」 (3)文末にあって,婉曲的に禁止の意を表す。「もうどこにも行か―」「やたらにお金を持ち出さ―ね」 (4)「いい」「くれ」「ほしい」などの補助動詞・補助形容詞を後ろに伴って用いられる。「今日は出かけ―くれ」「もうそんな所へは行か―ほしい」 〔(1)この語の成立については,打ち消しの助動詞「ない」に接続助詞「で」,あるいは断定の助動詞「だ」の連用形「で」の付いたもの,打ち消しの助動詞「ない」と打ち消しの接続助詞「いで」とが交錯してできたものなど,諸説があって,まだ確定していない。(2)この語を一語とみて,打ち消しの助動詞「ない」の連用形とするもの,接続助詞とするもの,などの説もある〕

ないてい-ひ【内廷費】🔗🔉

ないてい-ひ [3] 【内廷費】 皇室費の一種。御手元金(オテモトキン)として,天皇をはじめ内廷の皇族の日常生活費その他にあてられる。

ないてき-せいかつ【内的生活】🔗🔉

ないてき-せいかつ ―クワツ [5] 【内的生活】 人間の生活の精神面に関する部分をいう語。精神生活。内面生活。

ない-では【無いでは】🔗🔉

ない-では 【無いでは】 (連語) 〔形容詞「ない」に助詞「で」「は」の付いたもの〕 非存在の条件を表す。なしには。なくしては。「金が―すまない問題だ」 〔江戸語では,多く「ねえぢゃあ」の形で用いられた。「あんまり達入(タテイレ)がねへぢやあねへか/滑稽本・浮世床(初)」〕

ない-でん【内殿】🔗🔉

ない-でん [0][1] 【内殿】 「内陣(ナイジン)」に同じ。

ないてん-きん【内転筋】🔗🔉

ないてん-きん [3] 【内転筋】 骨格筋の一。身体の中心軸に四肢や指などを近づける働きをする筋肉。

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