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もじ【綟・綟子】🔗⭐🔉
もじ モヂ [1] 【綟・綟子】
麻糸で目を粗く織った布。夏の衣,蚊帳(カヤ)などに使う。「―の肩衣(カタギヌ)かけて行くも有り/浮世草子・武家義理物語 2」
もじ【
】🔗⭐🔉
もじ モヂ [1] 【
】
「
錐(モジギリ)」に同じ。


も-じ【文字】🔗⭐🔉
も-じ [1] 【文字】
(1)言語の伝達手段の一つとして使われる符号。点・線などを組み合わせたもの。漢字などの表意文字,ローマ字・仮名などの表音文字に二大別される。文字の起源は事物をかたどった絵にあり,象形文字・表意文字・表音文字へと進んだと考えられる。もんじ。字。
(2)文章。また,読み書きや学問をいう。「並(ナラビ)に―のある人であつた/北条霞亭(鴎外)」
(3)家紋の一。字を図案化したもの。一文字・山文字など。
(4)言葉。用語。「下衆(ゲス)の詞には,必ず―余りたり/枕草子 6」
(5)仮名で表された音の数。音節。「うたの―も定まらず/古今(仮名序)」
(6)ある語の後半を省き,その代わりに添えていう語。そのものを品よく婉曲に表すのに用いられる。上に接頭語「お」を付けていうこともある。女房詞の一つで,文字言葉といわれるもの。「湯―」「髪(カ)―」「そ―」「おは―」など。
もじ【門司】🔗⭐🔉
もじ 【門司】
北九州市七区の一。もと門司市。関門海峡に面する港湾・工業地区。関門トンネル・関門橋で下関と結ばれる。和布刈(メカリ)公園がある。
もじ-あみ【綟網】🔗⭐🔉
もじ-あみ モヂ― [2][0] 【綟網】
よこ糸にたて糸をからげたごく細かい網目の漁網用網地。シラスやアミ類をとるもの。
もじ-あわせ【文字合(わ)せ】🔗⭐🔉
もじ-あわせ ―アハセ [3] 【文字合(わ)せ】
文字遊びの一。漢字を偏と旁(ツクリ),冠と脚に分けて札に書いておき,これを合わせて文字を作るもの。
もじ・う【捫ふ】🔗⭐🔉
もじ・う モヂフ 【捫ふ】 (動ハ下二)
ねじる。よじる。「腰に至る時は則ち腰を―・ふ/日本書紀(神代下訓)」
もじ-え【文字絵】🔗⭐🔉
もじ-え ―
[2] 【文字絵】
(1)文字で描いた戯画。「へのへのもへじ」「へまむしよ入道」の類。
(2)「葦手(アシデ){(1)}」に同じ。

も-しお【藻塩】🔗⭐🔉
も-しお ―シホ [0] 【藻塩】
海藻類に海水をそそぎかけて塩分を多く含ませ,それを焼いて水にとかし,そのうわずみを煮詰めてつくる塩。また,それをつくるためにくむ海水。「朝なぎに玉藻刈りつつ夕なぎに―焼きつつ/万葉 935」
もし-か【若しか】🔗⭐🔉
もし-か [1] 【若しか】 (副)
〔「もし」に係助詞「か」の付いたもの〕
「もし」を強めた言い方。「もし{(1)}」に同じ。「―このまま雨が降らないとすると,また水不足になやまされるだろう」
もしか-したら【若しかしたら】🔗⭐🔉
もしか-したら [1] 【若しかしたら】 (副)
ひょっとしたら。「―時間をまちがえたのかしら」
もしか-して【若しかして】🔗⭐🔉
もしか-して [1] 【若しかして】 (副)
(1)もしも。「―時間に遅れたら,入れてもらえないかもしれない」
(2)ひょっとすると。あるいは。もしかすると。「―汽車に乗り遅れたのかもしれないよ」
もしか-すると【若しかすると】🔗⭐🔉
もしか-すると [1] 【若しかすると】 (副)
ことによると。ひょっとすると。もしかしたら。「―彼は来ないかもしれない」
もじ-かいかく【文字改革】🔗⭐🔉
もじ-かいかく [3] 【文字改革】
伝統的に用いられていた文字体系や正書法・字体をあらためること。1928年トルコでのアラビア文字からローマ字への移行,第二次大戦後の中国大陸での簡体字化などが知られる。
もじ-きなか【文字寸半】🔗⭐🔉
もじ-きなか 【文字寸半】
わずかなもの。少しばかりのお金。一文半銭。もじひらなか。「―もらはうぢやあなし,無心合力をいふわたしでもねえ/滑稽本・一盃綺言」
もじ-ぐさり【文字鎖】🔗⭐🔉
もじ-ぐさり [3] 【文字鎖】
(1)歌謡体の文章における遊戯の名。一つの句の終わりの文字を次の句の最初に置いて続けていくもの。
(2)女子の遊戯の名。一人が古歌をよむと,次の者は,その歌の最後の音を次の歌の頭に置いて他の古歌をよみ,次々に言い連ねて行くもの。
もじ-げんご【文字言語】🔗⭐🔉
もじ-げんご [3] 【文字言語】
音声言語に対して,文字に表記されている言語。書き言葉。
もじ-ごけ【文字苔】🔗⭐🔉
もじ-ごけ [0][2] 【文字苔】
モジゴケ科の地衣植物。世界に広く分布。樹皮上に生じる。体は薄く平らな痂(カサブタ)状で灰白色。熟すと皺(ヒダ)状の亀裂を生じる。子器は黒色線状。近縁種は数百種に及ぶ。
もじ-ことば【文字詞】🔗⭐🔉
もじ-ことば [3] 【文字詞】
物の名を直接に言うことを避け,ある語の頭の一音ないし二音に「もじ(文字)」という語を添えていうもの。中世後期の女房詞から起こる。「湯具」を「ゆもじ」,「はずかしい」を「はもじ」などという類。
もじ-ずり【捩摺】🔗⭐🔉
もじ-ずり モヂ― [2][0] 【捩摺】
(1)ネジバナの別名。捩摺草(モジズリソウ)とも。[季]夏。
(2)「忍ぶ摺(ズ)り」に同じ。
もし-それ【若し夫れ】🔗⭐🔉
もし-それ [1] 【若し夫れ】 (接続)
〔漢文訓読に由来する語〕
(1)新しく説き起こすとき,また上に述べたところと違うことを説き起こすときに文頭に置く語。「―危急存亡のとき到れば,われいかにすべきか」
(2)「もし{(1)}」を強めた言い方。「―時雨の音に至てはこれほど幽寂なものはない/武蔵野(独歩)」
もじ-づかい【文字遣い】🔗⭐🔉
もじ-づかい ―ヅカヒ [3] 【文字遣い】
(1)文字のつかい方。用字法。
(2)文字の書きぶり。「これはよき―なども昔やうに侍り/狭衣 3」
もじ-つ・く【もじ付く】🔗⭐🔉
もじ-つ・く モヂ― [0] 【もじ付く】 (動カ五[四])
落ち着かないで,もじもじする。「姑(シバラ)く―・いてゐたが,矢庭(ヤニワ)に盃を空けて,決する所あるが如く/多情多恨(紅葉)」
もじ-づら【文字面】🔗⭐🔉
もじ-づら [0] 【文字面】
(1)文字の配置や組み合わせなどから受ける感じ。
(2)字句の示す表面的な意義。「―にとらわれた解釈」
もじ-てすり【綟手摺り】🔗⭐🔉
もじ-てすり モヂ― [3] 【綟手摺り】
人形浄瑠璃の舞台で,人形遣いの姿が見物人に見えるように,手摺りの下を綟の絹で張ったもの。
→手摺り
もじ-どおり【文字通り】🔗⭐🔉
もじ-どおり ―ドホリ [3] 【文字通り】 (副)
文字に記したとおり。少しもうそや誇張のないさまにいう。「―一文なしだ」
もじ-にんしき【文字認識】🔗⭐🔉
もじ-にんしき [3] 【文字認識】
機械を使って文字を自動的に認識すること。
もじ-の-せき【門司の関】🔗⭐🔉
もじ-の-せき 【門司の関】
現在の福岡県北九州市門司区,関門海峡の早靹(ハヤトモ)の瀬戸にあった関所。((歌枕))「こひすてふ―もりいくたびか我かきつらむ心づくしに/金葉(恋上)」
もし-は【若しは】🔗⭐🔉
もし-は 【若しは】 (接続)
〔副詞「もし」に係助詞「は」の付いてできたもの。漢文訓読から生じた語〕
(1)(「もしは…,もしは…」の形で)同類の事柄をあげて,それぞれの場合があることを表す。あるいは。または。「―まことまれ,―いつはりてまれ,そのとがをあらはさざれ/三宝絵詞(下)」
(2)(「…,もしは…」の形で)同類のことがらのうち,いずれかが選ばれることを表す。あるいは。もしくは。「其れを捕へて奉り,―其の頸を取りて奉らん者には,千金を与へ/今昔 9」
もじ-ばけ【文字化け】🔗⭐🔉
もじ-ばけ [0] 【文字化け】
コンピューターで,通信回線の異常や記憶媒体の破壊などにより,テキスト-データが読めなくなること。
もじ-ばり【綟張】🔗⭐🔉
もじ-ばり モヂ― [0] 【綟張】
歌舞伎で,一部に紗布を張り,後ろの俳優や風景などが透き見えるようにした大道具。
もじ-ばん【文字盤】🔗⭐🔉
もじ-ばん [0] 【文字盤】
(1)時計や計器の,数字や目盛りを記した盤。
(2)タイプライター・写真植字機などの,文字の配列を記した盤。
もじ-ひらなか【文字片半】🔗⭐🔉
もじ-ひらなか 【文字片半】
「もじきなか」に同じ。「商ひ物も―違へたことのあらばこそ/浄瑠璃・曾根崎心中」
もじ-ふだ【文字札】🔗⭐🔉
もじ-ふだ [2] 【文字札】
歌ガルタに類する一種の遊戯の具。四書・五経などの中の文句や名所,魚鳥などの熟語を書いた札。これをカルタ取りのように散らして読み手が読み上げるものを取って勝負を競う。
もじ-ほうそう【文字放送】🔗⭐🔉
もじ-ほうそう ―ハウソウ [3] 【文字放送】
テレビ電波の未使用の部分を利用して,文字や静止画の情報を伝送するテレビ放送。国際的にはテレテキスト(teletext)という。文字多重放送。
もし-も【若しも】🔗⭐🔉
もし-も [1] 【若しも】 (副)
「もし」を強めた語。「―こわれたら,たいへんだ」「―のとき」
もしも-の-こと【若しもの事】🔗⭐🔉
もしも-の-こと [1] 【若しもの事】
万一起こったらと懸念される事柄。万一の事。もしの事。「あなたの身に―があったらと,心配でなりません」
もじ-もじ🔗⭐🔉
もじ-もじ モヂモヂ [1] (副)スル
遠慮や恥ずかしさのため,したいことができず落ち着かないさま。ためらうさま。「―していないではっきり言いなさい」
もじ-やき【文字焼(き)】🔗⭐🔉
もじ-やき [0] 【文字焼(き)】
熱した鉄板に油を引き,その上に溶かした小麦粉を杓子で落として焼いて食べるもの。小麦粉で文字などを書いたりした。
も-じゃこ【藻雑魚】🔗⭐🔉
も-じゃこ [2] 【藻雑魚】
ブリの稚魚。流れ藻の周囲について成長する。
もじゃ-もじゃ🔗⭐🔉
もじゃ-もじゃ
■一■ [1] (副)スル
毛・ひげなどが見苦しいほどに密生しているさま。「顔中―とひげだらけの男」
■二■ [0] (形動)
{■一■}に同じ。「―に乱れた髪」「―のひげ」
モジュール
module
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モジュール [2]
module
〔尺度の意〕
(1)(工業製品などで)組み換えを容易にする規格化された構成単位。
(2)建造物などを作る際の基準とする寸法。また,その寸法の集合。西洋古典建築では円柱の基部の直径または半径,日本建築では柱の太さまたは柱と柱の間の長さ。
(3)歯車の歯の大きさを表す値。ミリメートルで表したピッチ円の直径を歯数で割ったもの。


モジュール-せいさん【―生産】🔗⭐🔉
モジュール-せいさん [5] 【―生産】
⇒モジュラー生産
モジュラー
modular
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モジュラー [1]
modular
モジュールにかかわること。モジュール式の。


モジュラー-コーディネーション
modular coordination
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モジュラー-コーディネーション [8]
modular coordination
建物の各部材の寸法を特定のモジュールに合うように調整すること。モジュール割り。MC 。


モジュラー-せいさん【―生産】🔗⭐🔉
モジュラー-せいさん [5] 【―生産】
多数の異なる部品を要する生産において,部品をグループ別に分けて組み付けを行う方式。多品種少量生産に応じる一つの生産様式。モジュール生産。
モジュロール
(フランス) Modulor
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モジュロール [3]
(フランス) Modulor
ル=コルビュジエが考案した建築およびデザイン用の基準尺度・寸法表。手をあげて立つ標準人体(約183センチメートル)の寸法比や黄金比を組み合わせたもの。黄金尺。


もじ-よみ【文字読み】🔗⭐🔉
もじ-よみ [0] 【文字読み】
(1)漢文の素読。
(2)漢語の熟語を直訳的に訓読すること。「心緒」を「こころのお」,「念珠」を「おもいのたま」,「法門」を「のりのかど」と読む類。
もじり【捩り・
り】🔗⭐🔉
もじり モヂリ [3] 【捩り・
り】
〔動詞「捩(モジ)る」の連用形から〕
(1)著名な文句などを変えて,滑稽な,または風刺的な言い回しにしたもの。
→パロディー
(2)言語遊戯の一。言葉の語句や音調を同音または音の近い他の語に言いかけること。地口・語呂などの類。
(3)雑俳で,笠付けの一。中七文字に掛詞的技巧を加え一句を仕立てる形式。「下手の的あたりにくいぞ置き火燵(ゴタツ)」の類。
(4)男性が和服の上に着る角袖の外套(ガイトウ)。
(5)「
錐(モジギリ)」に同じ。《
》
(6)袖搦(ガラ)みの別名。《
》「手ん手に取り巻く鼻捻(ハナネジ)・突棒(ツクボウ)さすまた・―・琴柱(コトジ)/浄瑠璃・関八州繋馬」




もじり-おり【綟り織(り)】🔗⭐🔉
もじり-おり モヂリ― [0] 【綟り織(り)】
「からみ織り」に同じ。
もじり-そで【捩り袖】🔗⭐🔉
もじり-そで モヂリ― [3] 【捩り袖】
筒袖の一種。袂(タモト)の部分を斜めに折り上げた袖。
モジリアニ
Amedeo Modigliani
🔗⭐🔉
モジリアニ
Amedeo Modigliani
(1884-1920) イタリアの画家。エコール-ド-パリの一人。細長い首の単純化した形態と重厚な色彩で,哀愁を秘めた情感ある婦人像を描く。


もじ・る【捩る】🔗⭐🔉
もじ・る モヂル [2] 【捩る】
■一■ (動ラ五[四])
(1)笑いや風刺のため,他の著名な文句などに似せて表現する。「『古今和歌集』を―・って『故混(ココン)馬鹿集』という」
(2)ねじる。よじる。「すじり―・り,えい声を出して/宇治拾遺 1」
[可能] もじれる
■二■ (動ラ下二)
⇒もじれる
もじ・れる【捩れる】🔗⭐🔉
もじ・れる モヂレル 【捩れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 もぢ・る
〔中世・近世語〕
ねじれる。よじれる。「十二筋の縄たて横に―・れて/三冊子」
もじ【文字】(和英)🔗⭐🔉
もじばん【文字盤】(和英)🔗⭐🔉
もじばん【文字盤】
the face (時計の).→英和
もじゃもじゃ(和英)🔗⭐🔉
もじゃもじゃ
〜した shaggy;→英和
disheveled.
もじり【捩り】(和英)🔗⭐🔉
もじる【捩る】(和英)🔗⭐🔉
もじる【捩る】
(make a) parody (of).→英和
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