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もじ【綟】モヂ🔗⭐🔉
もじ【綟】モヂ
麻糸をもじって目をあらく織った布。夏衣または蚊帳かやなどとする。浄瑠璃、五十年忌歌念仏「心の内の―の蚊屋色香を外にもらさじと」
もじ【錑】モヂ🔗⭐🔉
もじ【錑】モヂ
南蛮錐ぎりのこと。もじぎり。〈倭名類聚鈔15〉
も‐じ【文字】🔗⭐🔉
も‐じ【文字】
[一]〔名〕
①もんじ。字。「―を覚える」
②ことば。文言。源氏物語花宴「聞きたがへたる―かな」
③字の音おん。徒然草「想夫恋そうぶれんといふ楽は、女、男を恋ふる故の名にはあらず。本は相府蓮そうふれん、―のかよへるなり」
④仮名であらわされる字の数。すなわち音節数。古今和歌集序「歌の―も定まらず」
⑤学問。文章。浮世床初「―の方へも入つて見ろ」
⑥(畿内で)銭の面の文字のある方。転じて、銭。
[二]〔接尾〕
物の名の頭字の下に付けて、婉曲に表現する語。もと、女房詞として行われた。「鮓すもじ」「髪かもじ」「湯もじ」などのようにいい、これらを「もじことば」ともいう。
もじ【門司】🔗⭐🔉
もじ【門司】
もと福岡県の市。1963年、小倉・若松・八幡・戸畑の4市と合併して北九州市となり、行政区名の一つ。関門海峡を隔てて下関市との間に関門海底トンネルが通じ、関門橋がかかる。
門司
撮影:関戸 勇

もじ‐あみ【綟網】モヂ‥🔗⭐🔉
もじ‐あみ【綟網】モヂ‥
漁網用網地の一種。結節なく、縦糸の撚よりの間に横糸を通しただけのもの。
もじ‐あわせ【文字合せ】‥アハセ🔗⭐🔉
もじ‐あわせ【文字合せ】‥アハセ
文字遊びの一つ。偏へんと冠かんむりと旁つくりとに分け、札に書いて、これを合わせる遊戯。
もじ・う【捫ふ】モヂフ🔗⭐🔉
もじ・う【捫ふ】モヂフ
〔他下二〕
ひねる。もじる。一説に、モチフで、「持つ」に「ふ」の付いた語かという。神代紀下「潮…腰に至る時には腰を―・ふ」
もじ‐うつり【文字移り】🔗⭐🔉
もじ‐うつり【文字移り】
文字から文字へのつづき具合。言葉続き。風姿花伝「節の懸りよくて―の美しく続きたらんが」
もじ‐え【文字絵】‥ヱ🔗⭐🔉
もじ‐え【文字絵】‥ヱ
①文字で書いた戯画。「へへののもへじ」の類。
②武者などの形を文字で書き、頭と手足とを絵で書き添えたもの。
③(→)葦手あしで1に同じ。
もじ‐おり【綟織・綟子織】モヂ‥🔗⭐🔉
もじ‐おり【綟織・綟子織】モヂ‥
麻・綿糸を紗しゃの組織とした織物。法衣・魚網などに用いた。
もじ‐か【文字化】‥クワ🔗⭐🔉
もじ‐か【文字化】‥クワ
音声として発した言葉を文字として記録すること。
もじ‐かたぎぬ【綟肩衣】モヂ‥🔗⭐🔉
もじ‐かたぎぬ【綟肩衣】モヂ‥
綟もじで仕立てた肩衣。浄瑠璃、堀川波鼓「廿はたち余の若侍茶宇の袴に―」
もじ‐かわモヂカハ🔗⭐🔉
もじ‐かわモヂカハ
きまりわるがるさま。もじもじ。浄瑠璃、神霊矢口渡「面目もなき仕合せと―すれば」
もじ‐きなか【文字寸半】🔗⭐🔉
もじ‐きなか【文字寸半】
わずかの銭。一文半銭いちもんきなか。浄瑠璃、伊賀越道中双六「人様の物―盗まうと思ふ気は出さぬわいやい」
もじ‐ぎぬ【綟衣】モヂ‥🔗⭐🔉
もじ‐ぎぬ【綟衣】モヂ‥
もじ織りの衣。
もじ‐ぎり【錑錐】モヂ‥🔗⭐🔉
もじ‐ぎり【錑錐】モヂ‥
(→)南蛮錐に同じ。
もじ‐ぐさり【文字鎖】🔗⭐🔉
もじ‐ぐさり【文字鎖】
句の終りの文字と同じ文字を次の句頭に置いて、鎖のように連ねる和歌。また、このようにして古歌を次々と詠みついでゆく、女の遊戯。
もじ・けるモヂケル🔗⭐🔉
もじ・けるモヂケル
〔自下一〕
(和歌山県で)こわれる。
もじ‐げんご【文字言語】🔗⭐🔉
もじ‐げんご【文字言語】
文字を媒介として伝達される言語。書きことば。文語。→音声言語
もじ‐ごえ【文字声】‥ゴヱ🔗⭐🔉
もじ‐ごえ【文字声】‥ゴヱ
字音。音。こえ。
もじ‐コード【文字コード】🔗⭐🔉
もじ‐コード【文字コード】
コンピューターや通信での利用のために、文字や記号一つ一つに割り当てた固有の数字・符号。
もじ‐ことば【文字詞】🔗⭐🔉
もじ‐ことば【文字詞】
物の名の頭字に接尾語「もじ」を付けていう語。→もじ(文字)[二]
もじ‐さんだん【文字讃歎・文字算段】🔗⭐🔉
もじ‐さんだん【文字讃歎・文字算段】
仏の徳をたたえる語り。転じて、金の工面。鷹筑波「―をよりてこそ聞け」
もじ‐しき【文字式】🔗⭐🔉
もじ‐しき【文字式】
数を文字で表した式。2a+3b,ax2+bx+cの類。
もじ‐ずり【捩摺】モヂ‥🔗⭐🔉
もじずり‐ごろも【捩摺衣】モヂ‥🔗⭐🔉
もじずり‐ごろも【捩摺衣】モヂ‥
しのぶずりをした衣。夫木和歌抄14「―うちもたゆまず」
⇒もじ‐ずり【捩摺】
もじ‐づかい【文字遣い】‥ヅカヒ🔗⭐🔉
もじ‐づかい【文字遣い】‥ヅカヒ
①文字の書きざま。狭衣物語3「これはよき―なども昔やうに侍り」
②文字の使い方。用字。特に、かなづかい。
もじ‐づら【文字面】🔗⭐🔉
もじ‐づら【文字面】
①文字の並んでいる姿。
②文字が示す表面的な意義。「―にとらわれていては、この文意は理解できない」
もじ‐てすり【綟手摺】モヂ‥🔗⭐🔉
もじ‐てすり【綟手摺】モヂ‥
人形芝居で、人形遣いの姿が見物人に見えるように、手摺の下を綟張もじばりにした舞台。
もじ‐てん【字典・文字典】🔗⭐🔉
もじ‐てん【字典・文字典】
⇒じてん(字典)
もじ‐どうろう【綟灯籠】モヂ‥🔗⭐🔉
もじ‐どうろう【綟灯籠】モヂ‥
綟もじを張った灯籠。浄瑠璃、嫗山姥こもちやまうば「あじろ灯籠―」
もじ‐どおり【文字通り】‥ドホリ🔗⭐🔉
もじ‐どおり【文字通り】‥ドホリ
文字に記された、そのとおり。何の誇張もなく、全くそのまま。もんじどおり。「事業の失敗で―の素寒貧になった」「―真っ青な顔」
もじ‐とだな【綟戸棚】モヂ‥🔗⭐🔉
もじ‐とだな【綟戸棚】モヂ‥
綟もじを戸に張った戸棚。
もじ‐ばけ【文字化け】🔗⭐🔉
もじ‐ばけ【文字化け】
コンピューターなどでデータを送受信する際に、文字コードが雑音その他の影響で別のコードに変わってしまうこと。
もじ‐ばり【綟張】モヂ‥🔗⭐🔉
もじ‐ばり【綟張】モヂ‥
歌舞伎大道具の用語。紗しゃや綟もじを張り、内部を透かして見せること。
もじ‐ばん【文字盤】🔗⭐🔉
もじ‐ばん【文字盤】
時計や計器に装置されている文字や記号を示した盤。
もじ‐ひらなか【文字片半】🔗⭐🔉
もじ‐ひらなか【文字片半】
(→)「もじきなか」に同じ。
もじ‐ふだ【文字札】🔗⭐🔉
もじ‐ふだ【文字札】
歌貝うたがいに類する遊戯の具。四書五経の中の文句または名所・魚鳥などの熟語を札に書き、これを散らしておいて読み手の読み上げるに従って取って遊ぶもの。
もじ‐ほうそう【文字放送】‥ハウ‥🔗⭐🔉
もじ‐ほうそう【文字放送】‥ハウ‥
多重放送の一種。通常のテレビまたはラジオ放送と同時に、文字・図形によるニュース・生活情報などを放送するもの。文字多重放送。
もじ‐もじモヂモヂ🔗⭐🔉
もじ‐もじモヂモヂ
はにかみ・気おくれ・遠慮などで、行動をためらったり落ち着かなかったりしているさま。「―と尻込みする」「帰りたくて―する」
も‐じゃこ【藻雑魚】🔗⭐🔉
も‐じゃこ【藻雑魚】
ブリの幼名。約7センチメートル以下の若魚は、流れ藻の下で群れを作って生活する。九州・四国沖では、黒潮に乗って移動するモジャコの群れを漁獲し、養殖用種苗とする。
もじゃ‐もじゃ🔗⭐🔉
もじゃ‐もじゃ
①毛などが密生して、きたならしいさま。「―のひげ」
②物事が入り組んで、すっきりしないさま。ごたごた。むさむさ。浄瑠璃、丹波与作待夜の小室節「―言へば気がもどる」
モジュール【module】🔗⭐🔉
モジュール【module】
寸法あるいは機能の単位。
㋐規格化された建築材。
㋑歯車の歯の大きさを表す値。ピッチ円直径(単位ミリメートル)を歯数で割ったもの。
㋒装置・機械・システムを構成する部分で、機能的にまとまった部分。
モジュラー‐ジャック【modular jack】🔗⭐🔉
モジュラー‐ジャック【modular jack】
電話回線用の接続コネクター。
もじよう‐いし【文字様石】‥ヤウ‥🔗⭐🔉
もじよう‐いし【文字様石】‥ヤウ‥
葦手書あしでがきで文字のように書いた石。源氏物語梅枝「―などのたたずまひ、好み書き給へる枚ひらもあめり」
もじ‐よみ【文字読み】🔗⭐🔉
もじ‐よみ【文字読み】
①(→)素読そどくに同じ。一言芳談「往生要集の―風情の事をもて、生死無常のくはしきありさま」
②漢字の熟語を直訳的に訓読すること。「心緒」を「こころのお」という類。
もじり🔗⭐🔉
もじり
魚が水面近くを泳いで起こす波紋。
もじり【捩り】モヂリ🔗⭐🔉
もじり【捩り】モヂリ
①もじること。もじったもの。
②俗曲などで詞をところどころ滑稽に、あるいは寓意的に変えたもの。→パロディー。
③雑俳の一つ。まず題を出して一句を付け、その終りを次の題として付けること。字もじり・気もじりの2種がある。
④男性が着物の上から重ねて着る筒袖または角袖の外套・上っ張り。
もじり【錑】モヂリ🔗⭐🔉
もじり【錑】モヂリ
①(→)「もじ(錑)」に同じ。
②(→)袖搦そでがらみに同じ。
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