複数辞典一括検索+

いよ【伊予】🔗🔉

いよ 【伊予】 (1)旧国名の一。愛媛県全域にあたる。予州。 (2)愛媛県中部,伊予灘に臨む市。かつて内海航路の要港。ミカン・ビワ・野菜などを産し,花鰹(ハナガツオ)の生産は有名。

いよおんとう-ひぶん【伊予温湯碑文】🔗🔉

いよおんとう-ひぶん イヨヲンタウ― 【伊予温湯碑文】 596年聖徳太子が葛城臣・恵慈法師を伴って,伊予道後の温湯宮を訪れたことを記した碑文。碑は現存せず,「釈日本紀」引用の伊予風土記によって伝わる。

いよ-かずら【伊予葛】🔗🔉

いよ-かずら ―カヅラ [3] 【伊予葛】 ガガイモ科の多年草。海岸近くの草地ややぶに生える。茎は50センチメートルほどで,上部は時に蔓(ツル)状。葉は対生し,楕円形で光沢がある。初夏,葉腋(ヨウエキ)に淡黄色の小花を密につける。スズメノオゴケ。

いよ-がすり【伊予絣】🔗🔉

いよ-がすり [3] 【伊予絣】 伊予国今出で享和年間(1801-1804)に鍵谷カナが創案したという木綿紺絣。野良着用として松山市を中心に産出される。松山絣。

いよ-かん【伊予柑】🔗🔉

いよ-かん [0] 【伊予柑】 ミカンの一種。果実は大きく,赤橙(セキトウ)色で甘みが強い。二,三月に熟する。1880年代に山口県で発見され,愛媛県に伝えられた。

いよ-ざね【伊予札】🔗🔉

いよ-ざね [2] 【伊予札】 甲冑(カツチユウ)の札の一種。へりの部分を浅く重ねてつづるように作ったもの。甲冑を少ない枚数で軽くかつ安価に作れる。下卒用。

いよ-すだれ【伊予簾】🔗🔉

いよ-すだれ [3] 【伊予簾】 (1)伊予国上浮穴(カミウケナ)郡に産する細くて長い篠(シノ)で編んだ,簾。いよす。 (2)名物裂の一。紅・黄・浅葱(アサギ)などの細かい縞に石畳の地紋と宝尽くし文を繻子(シユス)織りで表したもの。小石畳緞子(コイシダタミドンス)。

いよ-ぞめ【伊予染(め)】🔗🔉

いよ-ぞめ [0] 【伊予染(め)】 江戸後期に流行した染め模様。また,その着物。縞に濃淡をつけて伊予簾(スダレ)二枚を重ねてすかしたときに現れる木目にかたどったもの。

いよ-と【伊予砥】🔗🔉

いよ-と [0] 【伊予砥】 伊予国に産する白色の砥石。古来,刀の研磨に用いる。

いよ-どうまる【伊予胴丸】🔗🔉

いよ-どうまる [3] 【伊予胴丸】 伊予札(イヨザネ)で製した胴丸。室町期に最も流行した。

いよ-なだ【伊予灘】🔗🔉

いよ-なだ 【伊予灘】 瀬戸内海西部の海域。西は周防(スオウ)灘,北東は防予諸島,南は佐田岬半島に区切られる。

いよ-の-ゆげた【伊予の湯桁】🔗🔉

いよ-の-ゆげた 【伊予の湯桁】 〔伊予の道後温泉は湯桁の数が多いので〕 物の数が多いことのたとえ。「指(オヨビ)を屈めて,とを・はた・みそ・よそなど数ふるさま,―も,たどたどしかるまじう見ゆ/源氏(空蝉)」

いよ-ぶし【伊予節】🔗🔉

いよ-ぶし 【伊予節】 江戸後期のはやり唄。伊勢市古市(フルイチ)のお座敷唄「宮参り」が伊予松山へ伝えられ,松山の名物・名所づくしの歌詞がつけられた。のち,各地で替え唄が作られ,流行した。

いよ-ほうしょ【伊予奉書】🔗🔉

いよ-ほうしょ [3] 【伊予奉書】 伊予国で産した奉書紙。浮世絵の扇の地紙に用いた。

いよ-まんざい【伊予万歳】🔗🔉

いよ-まんざい [3] 【伊予万歳】 愛媛県松山地方に伝わる芸能万歳の一種で,祭礼や慶事の余興として,歌・三味線・太鼓・拍子木の伴奏でにぎやかに踊る。曲目に「松づくし」「お染久松」など。

いよみしま【伊予三島】🔗🔉

いよみしま 【伊予三島】 愛媛県東部の市。燧灘(ヒウチナダ)に臨み,東に隣接する川之江市とともに製紙工業が発達。古くから水引を特産する。

いよ-ろう【伊予蝋】🔗🔉

いよ-ろう ―ラフ [2] 【伊予蝋】 伊予国に産する木蝋(モクロウ)。ハゼノキの果実から製する。

大辞林伊予で始まるの検索結果 1-17