複数辞典一括検索+![]()
![]()
広辞苑の検索結果 (17)
いよ【伊予】🔗⭐🔉
いよ【伊予】
①旧国名。今の愛媛県。伊余。伊与。予州。
②愛媛県中部、伊予灘に面する市。松山平野南西部にあり、花鰹・ミカンの産地。人口3万9千。
いよ‐かずら【伊予蔓】‥カヅラ🔗⭐🔉
いよ‐かずら【伊予蔓】‥カヅラ
ガガイモ科イケマ属の多年草。海岸の草地に自生。高さ約60センチメートル。葉は対生し楕円形。葉のつけ根に分枝の多い花茎を出し、黄白色の小花を多数散形花序につける。花後、獣角状の果実を結ぶ。スズメノオゴケ。
いよ‐がすり【伊予絣】🔗⭐🔉
いよ‐がすり【伊予絣】
愛媛県(伊予国)松山市付近に産する木綿の絣織物。享和(1801〜1804)年間創始という。松山絣。
いよ‐かん【伊予柑】🔗⭐🔉
いよ‐かん【伊予柑】
ダイダイ類柑橘の一品種。1887年(明治20)山口県で発見され、90年愛媛県に導入。気候・風土に適合し、栽培が拡がった。甘酸味が強く多汁。〈[季]春〉
伊予柑
撮影:関戸 勇
いよ‐ざね【伊予札】🔗⭐🔉
いよ‐ざね【伊予札】
鎧よろいの札の一種。多くは鉄で作り、左右の両端を少しずつ重ねて綴り延べたもの。
いよ‐す【伊予簾】🔗⭐🔉
いよ‐す【伊予簾】
伊予国上浮穴かみうけな郡露峰つゆのみねに産する篠で編んだ良質のすだれ。いよすだれ。〈[季]夏〉。源氏物語浮舟「―はさらさらと鳴るもつつまし」
いよ‐すだれ【伊予簾】🔗⭐🔉
いよ‐すだれ【伊予簾】
①(→)「いよす」に同じ。宇津保物語藤原君「はつれたる―を懸けて」
②緞子どんすの名物切。こまかい石畳地紋の上に宝尽しを織り出したもの。小石畳み。
いよ‐ぞめ【伊予染】🔗⭐🔉
いよ‐ぞめ【伊予染】
染め模様の名。伊予すだれを重ねて透かした時に見える木目のような模様を絹などに染める。江戸時代に流行。
いよ‐と【伊予砥】🔗⭐🔉
いよ‐と【伊予砥】
愛媛県伊予郡砥部町および伊予市唐川地方に産出する白色の砥石。古来、刀の研磨に用いる。
いよ‐どうまる【伊予胴丸】🔗⭐🔉
いよ‐どうまる【伊予胴丸】
伊予札いよざね製の胴丸。
いよのゆおか‐の‐ひぶん【伊予湯岡碑文】‥ヲカ‥🔗⭐🔉
いよのゆおか‐の‐ひぶん【伊予湯岡碑文】‥ヲカ‥
596年、聖徳太子が伊予の道後温泉を訪れたことを記した碑文。高句麗僧慧慈えじの作かといわれ、「釈日本紀」に引用。碑は伝わらない。
いよ‐の‐ゆげた【伊予の湯桁】🔗⭐🔉
いよ‐の‐ゆげた【伊予の湯桁】
(伊予の道後温泉の湯桁は数が多いので)物の数の多いたとえ。源氏物語空蝉「…など数ふるさま、―も、たどたどしかるまじう見ゆ」
いよ‐ぶし【伊予節】🔗⭐🔉
いよ‐ぶし【伊予節】
愛媛県の民謡。幕末より流行。元唄は伊勢参宮の名所尽しとされ、松山の名物・名所をよみこんだもののほか、江戸・大坂など、各地で替え歌が作られた。端唄でも歌われる。
→伊予節
提供:コロムビアミュージックエンタテインメント(株)
いよ‐まさがみ【伊予柾紙】🔗⭐🔉
いよ‐まさがみ【伊予柾紙】
伊予から産出した良質の正目まさめ奉書。昭和初期まで多く錦絵などの版画や千代紙に用いた。
いよ‐まんざい【伊予万歳】🔗⭐🔉
いよ‐まんざい【伊予万歳】
伊予地方(愛媛県松山市など)に伝承される万歳。三味線・太鼓・拍子木の伴奏でにぎやかに踊る祝福芸。曲は「松づくし」「柱揃え」など。
いよみしま【伊予三島】🔗⭐🔉
いよみしま【伊予三島】
愛媛県北東部の旧市名。2004年、川之江市ほか3市町村と合併して四国中央市となる。
いよ‐ろう【伊予蝋】‥ラフ🔗⭐🔉
いよ‐ろう【伊予蝋】‥ラフ
愛媛県(伊予)の中部以南に産する木蝋。ハゼノキの果実から製する。
大辞林の検索結果 (17)
いよ【伊予】🔗⭐🔉
いよ 【伊予】
(1)旧国名の一。愛媛県全域にあたる。予州。
(2)愛媛県中部,伊予灘に臨む市。かつて内海航路の要港。ミカン・ビワ・野菜などを産し,花鰹(ハナガツオ)の生産は有名。
いよおんとう-ひぶん【伊予温湯碑文】🔗⭐🔉
いよおんとう-ひぶん イヨヲンタウ― 【伊予温湯碑文】
596年聖徳太子が葛城臣・恵慈法師を伴って,伊予道後の温湯宮を訪れたことを記した碑文。碑は現存せず,「釈日本紀」引用の伊予風土記によって伝わる。
いよ-かずら【伊予葛】🔗⭐🔉
いよ-かずら ―カヅラ [3] 【伊予葛】
ガガイモ科の多年草。海岸近くの草地ややぶに生える。茎は50センチメートルほどで,上部は時に蔓(ツル)状。葉は対生し,楕円形で光沢がある。初夏,葉腋(ヨウエキ)に淡黄色の小花を密につける。スズメノオゴケ。
いよ-がすり【伊予絣】🔗⭐🔉
いよ-がすり [3] 【伊予絣】
伊予国今出で享和年間(1801-1804)に鍵谷カナが創案したという木綿紺絣。野良着用として松山市を中心に産出される。松山絣。
いよ-かん【伊予柑】🔗⭐🔉
いよ-かん [0] 【伊予柑】
ミカンの一種。果実は大きく,赤橙(セキトウ)色で甘みが強い。二,三月に熟する。1880年代に山口県で発見され,愛媛県に伝えられた。
いよ-ざね【伊予札】🔗⭐🔉
いよ-ざね [2] 【伊予札】
甲冑(カツチユウ)の札の一種。へりの部分を浅く重ねてつづるように作ったもの。甲冑を少ない枚数で軽くかつ安価に作れる。下卒用。
いよ-すだれ【伊予簾】🔗⭐🔉
いよ-すだれ [3] 【伊予簾】
(1)伊予国上浮穴(カミウケナ)郡に産する細くて長い篠(シノ)で編んだ,簾。いよす。
(2)名物裂の一。紅・黄・浅葱(アサギ)などの細かい縞に石畳の地紋と宝尽くし文を繻子(シユス)織りで表したもの。小石畳緞子(コイシダタミドンス)。
いよ-ぞめ【伊予染(め)】🔗⭐🔉
いよ-ぞめ [0] 【伊予染(め)】
江戸後期に流行した染め模様。また,その着物。縞に濃淡をつけて伊予簾(スダレ)二枚を重ねてすかしたときに現れる木目にかたどったもの。
いよ-と【伊予砥】🔗⭐🔉
いよ-と [0] 【伊予砥】
伊予国に産する白色の砥石。古来,刀の研磨に用いる。
いよ-どうまる【伊予胴丸】🔗⭐🔉
いよ-どうまる [3] 【伊予胴丸】
伊予札(イヨザネ)で製した胴丸。室町期に最も流行した。
いよ-なだ【伊予灘】🔗⭐🔉
いよ-なだ 【伊予灘】
瀬戸内海西部の海域。西は周防(スオウ)灘,北東は防予諸島,南は佐田岬半島に区切られる。
いよ-の-ゆげた【伊予の湯桁】🔗⭐🔉
いよ-の-ゆげた 【伊予の湯桁】
〔伊予の道後温泉は湯桁の数が多いので〕
物の数が多いことのたとえ。「指(オヨビ)を屈めて,とを・はた・みそ・よそなど数ふるさま,―も,たどたどしかるまじう見ゆ/源氏(空蝉)」
いよ-ぶし【伊予節】🔗⭐🔉
いよ-ぶし 【伊予節】
江戸後期のはやり唄。伊勢市古市(フルイチ)のお座敷唄「宮参り」が伊予松山へ伝えられ,松山の名物・名所づくしの歌詞がつけられた。のち,各地で替え唄が作られ,流行した。
いよ-ほうしょ【伊予奉書】🔗⭐🔉
いよ-ほうしょ [3] 【伊予奉書】
伊予国で産した奉書紙。浮世絵の扇の地紙に用いた。
いよ-まんざい【伊予万歳】🔗⭐🔉
いよ-まんざい [3] 【伊予万歳】
愛媛県松山地方に伝わる芸能万歳の一種で,祭礼や慶事の余興として,歌・三味線・太鼓・拍子木の伴奏でにぎやかに踊る。曲目に「松づくし」「お染久松」など。
いよみしま【伊予三島】🔗⭐🔉
いよみしま 【伊予三島】
愛媛県東部の市。燧灘(ヒウチナダ)に臨み,東に隣接する川之江市とともに製紙工業が発達。古くから水引を特産する。
いよ-ろう【伊予蝋】🔗⭐🔉
いよ-ろう ―ラフ [2] 【伊予蝋】
伊予国に産する木蝋(モクロウ)。ハゼノキの果実から製する。
広辞苑+大辞林に「伊予」で始まるの検索結果。