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ば-さ【婆娑】🔗🔉

ば-さ [1] 【婆娑】 (ト|タル)[文]形動タリ 〔「婆娑」は当て字〕 (1)舞人の衣の袖の翻るさま。「舞や―として,歌堂に満つ/読本・弓張月(拾遺)」 (2)影などの乱れ動くさま。「破芭蕉の大きな影が―として斜に映つてゐる/戯作三昧(竜之介)」 (3)ものに風や雨などが当たってがさがさと音を立てるさま。「古傘の―と月夜の時雨哉/蕪村句集」

ばさら【婆娑羅】🔗🔉

ばさら [0] 【婆娑羅】 〔「ばしゃら」「ばしゃれ」とも〕 華美な衣装などで飾り立てたり,ぜいたくの限りをつくしたりして,この世を謳歌すること。鎌倉幕府の滅亡後流行した風潮。「道誉が一族若党共,例の―に風流を尽して/太平記 21」

ばさら-え【婆娑羅絵】🔗🔉

ばさら-え [0] 【婆娑羅絵】 扇・団扇(ウチワ)・絵馬などに奔放に描いた絵。浮世絵のようなものかという。「霊仏霊社の御手向,扇団扇の―にも/太平記 29」

ばしゃれ-もの【婆娑れ者】🔗🔉

ばしゃれ-もの 【婆娑れ者】 派手でだらしのない者。「あの傾城の―/浄瑠璃・夕霧阿波鳴渡(中)」

ばしゃ・れる【婆娑れる】🔗🔉

ばしゃ・れる 【婆娑れる】 (動ラ下一) 〔近世語〕 派手で,だらしなくなる。しまりがなくなる。「―・れたなりで逢はれもせず/浄瑠璃・氷の朔日(中)」

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