なぶり 【嬲り】 〔動詞「なぶる」の連用形から〕 人をからかったり苦しめたりして喜ぶこと。「これはまたきついお―/浄瑠璃・近江源氏」

なぶり-ごろし [0] 【嬲り殺し】 すぐに殺さないで，苦しめながら殺すこと。

なぶり-もの [0][5] 【嬲り者】 もてあそびにされる者。なぐさみもの。「寄ってたかって―にする」

なぶ・る [2] 【嬲る】 （動ラ五［四］） （１）おもしろがって人をからかったり苦しめたりする。なぶりものにする。愚弄する。「猫がねずみを―・る」 （２）手でいじる。また，もてあそぶようにいじる。「潮の香の高いそよ風が…彼の頬を―・つて通つた/羹（潤一郎）」「くらまぎれに前髪を―・りて/浮世草子・五人女 4」

なぶりごろし【嬲り殺しにする】 tortureto death.

なぶりもの【嬲り物】 a laughingstock.→英和 ⇒嬲る.

なぶる【嬲る】 make fun of;tease;→英和 laugh.→英和