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あながち【強ち】🔗⭐🔉
あながち [0] 【強ち】
■一■ (副)
(下に打ち消しの語を伴う)
(1)一概に。まんざら。必ずしも。「―無理ともいえない」
(2)決して。むやみに。「範頼・義経が申し状,―御許容あるべからず/平家 10」
■二■ (形動ナリ)
(1)周囲にかまわず一途(イチズ)であるさま。ひたむき。「―に心ざし見えありく/竹取」「など,かく,この御学問の―ならむ/源氏(乙女)」
(2)強引であるさま。無理やり。「―にかかづらひたどりよらむも人悪かるべく/源氏(空蝉)」
(3)異常なほどはなはだしいさま。ゆきすぎ。「それだになほ―なるさまにては見ぐるしきに/枕草子 237」
(4)必ずしも。「―に恐ろしかるべき事にもあらねど/栄花(玉の村菊)」
〔他人の迷惑をかえりみず,自分勝手にしたいままにするというのが原義。「あな」は「おのれ(己)」の意で,「己(アナ)勝ち」に由来するか。平安時代末期には打ち消しの語を伴って用いる■二■(4)の意が生じ,次第に「に」を脱落させた■一■の用法が主流となっていった〕
あながち【強ち】(和英)🔗⭐🔉
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