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ちゅう-じつ【忠実】🔗🔉

ちゅう-じつ [0] 【忠実】 (名・形動)[文]ナリ (1)真心をもって仕えること。真心をもってつとめること。また,そのさま。「職務に―な人」 (2)少しの誤りやいつわりもなく正確である・こと(さま)。「事実に最も―な小説」「―に再現する」 [派生] ――げ(形動)――さ(名)

まめ【忠実】🔗🔉

まめ [0] 【忠実】 (名・形動)[文]ナリ (1)まじめによく働くこと。よく気がついて面倒がらずにてきぱきと動くこと。また,そのさま。「―な人」「筆―」 (2)体が丈夫である・こと(さま)。達者。「―に暮らす」 (3)誠実である・こと(さま)。「いと―にじちようにて,あだなる心なかりけり/伊勢 103」 (4)実際の役に立つさま。実用的。「車にて―なるものさまざまにもてきたり/大和 173」

まめ-おとこ【忠実男】🔗🔉

まめ-おとこ ―ヲトコ 【忠実男】 (1)まじめな男。誠実な男。「かの―うち物語らひて/伊勢 2」 (2)〔「伊勢物語」二段から〕 (ア)在原業平の異名。「業平名少々。東男。―/宗祇袖下」(イ)風流で色好みの男。「緋の袴踏みしだき,誘ひ出づるや―/謡曲・雲林院」(ウ)他人の妻と密通している男。間男。「ある人の妻のもとに―の通ふ由夫聞きて/沙石 7」

まめ-ごころ【忠実心】🔗🔉

まめ-ごころ 【忠実心】 誠実な心。実直な気持ち。「―もなまあくがるる心地す/源氏(野分)」

まめ-ごと【忠実事】🔗🔉

まめ-ごと 【忠実事】 まじめなこと。実生活や実務に関すること。「あだごとにも―にも,わが心と思ひ得ることなく/源氏(帚木)」

まめ・し【忠実し】🔗🔉

まめ・し 【忠実し】 (形シク) (1)誠実である。まじめである。「人がらも―・しく,いとねんごろに思ひきこえ給へれば/増鏡(草枕)」 (2)かいがいしい。勤勉である。「―・しき心もなければ,梳ることもないぞ/中華若木詩抄」

まめし-げ【忠実し気】🔗🔉

まめし-げ 【忠実し気】 (形動ナリ) (1)まじめなさま。かいがいしいさま。「あるじの老女が―に吾を憩(イコ)はして/読本・八犬伝 5」 (2)頼もしく,当てになるさま。かいのあるさま。「悪ううたはれて―もなき浮世やと/浄瑠璃・丹波与作(中)」

まめ-だ・つ【忠実立つ】🔗🔉

まめ-だ・つ 【忠実立つ】 (動タ四) 〔「だつ」は接尾語〕 まじめになる。まじめに振る舞う。「いといたく世をはばかり,―・ち給ひけるほど/源氏(帚木)」

まめ-びと【忠実人】🔗🔉

まめ-びと 【忠実人】 実直な人。誠実な人。まじめな人。「うたての御達や,恥づかしげなる―をさへ/源氏(竹河)」

まめ-ぶみ【忠実文】🔗🔉

まめ-ぶみ 【忠実文】 真心のこもった手紙。まじめな手紙。「―通ひ通ひて/蜻蛉(上)」

まめまめ-し・い【忠実忠実しい】🔗🔉

まめまめ-し・い [5] 【忠実忠実しい】 (形)[文]シク まめまめ・し (1)怠けずに,せっせと身軽に働く様子である。「―・く働く」 (2)まじめである。本気である。「―・しくおぼしなるらむことを,つれなく戯れに/源氏(朝顔)」 (3)実用的である。日常向きである。「何をか奉らむ。―・しきものはまさなかりなむ/更級」 [派生] ――げ(形動)――さ(名)

まめ-やか【忠実やか】🔗🔉

まめ-やか [2] 【忠実やか】 (形動)[文]ナリ (1)心のこもっているさま。誠実なさま。「―なもてなし」「―に働く」 (2)本格的であるさま。かりそめでないさま。「(雨が)―に降れば,笠もなきをのこども,ただ引きに引き入れつ/枕草子 99」 (3)実生活にかかわるさま。実用的であるさま。「をかしきやうにも,―なるさまにも/源氏(橋姫)」 [派生] ――さ(名)

まめ-わざ【忠実事】🔗🔉

まめ-わざ 【忠実事】 実用的な仕事。裁縫など日常の仕事。「この頃御前の―に参りなどして/栄花(御裳着)」

ちゅうじつ【忠実な】(和英)🔗🔉

ちゅうじつ【忠実な】 faithful;→英和 true.→英和 《電》高忠実度(の) high-fidelity

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