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ちゅう‐じつ【忠実】🔗🔉

ちゅう‐じつ【忠実】 [名・形動]まごころをこめてよくつとめること。また、そのさま。「職務に―な人」「―な臣下」「―に任務を遂行する」内容をごまかしたり省略したりせずそのままに示すこと。また、そのさま。「原文に―な翻訳」「史実に―に再現する」 [派生]ちゅうじつさ[名]

まめ【忠=実・△実】🔗🔉

まめ【忠実・実】 [名・形動]労苦をいとわず物事にはげむこと。また、そのさま。勤勉。「―に帳簿をつける」「若いのに―な人だ」「筆―」からだのじょうぶなこと。また、そのさま。健康。たっしゃ。「―で暮らしております」「―なのが何より」まじめであること。また、そのさま。実直。本気。誠実。「いと―に、じちよう(=実用本位)にて、あだなる心なかりけり」〈伊勢・一〇三〉実際の役に立つこと。実用的であること。また、そのさま。「をかしきものは…君達に、―なるものは北の方にと」〈落窪・四〉

まめ‐おとこ【忠=実男】‐をとこ🔗🔉

まめ‐おとこ【忠実男】‐をとこ まめな男。誠実な男。風流を愛し色好みな男。好色な男。また、近世では、情夫の意に用いたり、在原業平をさしたりする。「御身になびきなば、二道かくる―、いやなりませぬと仰せけり」〈浄・大覚大僧正御伝記〉

まめ‐ごころ【忠=実心】🔗🔉

まめ‐ごころ【忠実心】 まじめな心。誠実な心。「―もなまあくがるる心地す」〈源・野分〉

まめ‐ごと【忠=実事】🔗🔉

まめ‐ごと【忠実事】 まじめなこと。真実なことがら。「―なども言ひあはせてゐ給へるに」〈枕・一三七〉

まめ‐ざま【忠=実様】🔗🔉

まめ‐ざま【忠実様】 [名・形動ナリ]実直なこと。まじめなこと。また、そのさま。「かつはあやしき―をかくのたまふと」〈源・夕霧〉

まめ・し【忠=実し】🔗🔉

まめ・し【忠実し】 [形シク]まめである。誠実である。勤勉である。「人がらも―・しく、いとねんごろに思ひきこえ給へれば」〈増鏡・草枕〉

まめし‐げ【忠=実し気】🔗🔉

まめし‐げ【忠実し気】 [形動ナリ]まじめでたのもしいさま。「―なお姿をお目にかけなば」〈伎・貞操花鳥羽恋塚〉はりあいのあるさま。「世間で悪う歌はれて、―もなき浮世やと」〈浄・丹波与作〉

まめ‐だ・つ【忠=実立つ】🔗🔉

まめ‐だ・つ【忠実立つ】 [動タ五(四)]本気になる。まじめになる。また、まじめなようにふるまう。「―・ちてわれに言えりしこと」〈鏡花・照葉狂言〉

まめ‐びと【忠=実人】🔗🔉

まめ‐びと【忠実人】 まじめな人。実直な人。「中納言はもとよりいと―にて」〈源・若菜上〉

まめまめ‐し・い【忠=実忠=実しい】🔗🔉

まめまめ‐し・い【忠実忠実しい】 [形]まめまめ・し[シク]ほね惜しみせずに、よく働くようすである。まじめで、よく努めている。「―・く働く」誠実である。実意がある。「あはれに―・しうのたまふを」〈宇津保・楼上下〉日常向きである。実用的である。「―・しき物はまさなかりなむ」〈更級〉 [派生]まめまめしげ[形動]まめまめしさ[名]

まめ‐やか【忠=実やか】🔗🔉

まめ‐やか【忠実やか】 [形動][ナリ]まじめなさま。心がこもっているさま。また、注意が行きとどいているさま。「―に立ち働く」「―に差配する」本格的なさま。いいかげんでないさま。「雪いたう降りて―に積もりにけり」〈源・幻〉実用的なさま。「女は―なる物を引き出でけると」〈落窪・三〉 [派生]まめやかさ[名]

まめ‐わざ【忠=実△事】🔗🔉

まめ‐わざ【忠事】 日常の用事。裁縫など実用的な仕事。「この頃御前の―に参りなどしてなむさぶらひける」〈栄花・御裳着〉

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