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のぼ・る【上る・登る・昇る】🔗🔉

のぼ・る [0] 【上る・登る・昇る】 (動ラ五[四]) 意図的に上に行く。 (1)意図的に上の方へ移動する。「あがる」と比べて,途中の経過点に注意が向けられている。《登・上》 ⇔くだる 「柿の木に―・って柿を取る」「丘に―・ってあたりを眺める」「壇上に―・って挨拶(アイサツ)する」 (2)川の上流の方へ行く。さかのぼる。《上》 ⇔くだる 「鮭(サケ)が川を―・ってくる」「長江を汽船で―・る」 (3)地方から都へ行く。上京する。上洛する。《上》 ⇔くだる 「都に―・る」 (4)皇居や神社の社殿など,高貴な建物にはいる。昇殿する。あがる。《上》「宮中に―・る」「はや―・らせ給へ/枕草子 104」 自然に上の方に行く。 (1)太陽・月などが空に高く現れる。《昇・上》 ⇔落ちる 「日が―・る」 (2)煙などが上の方へ移動する。《昇・上》「煙突から煙が―・る」「天にも―・る心地」「気球で二〇〇〇メートルの高さまで―・る」 (3)人が結果として高い地位につく。《昇》「高い位に―・る」「最後は右大臣の位にまで―・った」 (4)数量が,結果としてある大きな値になる。達する。《上》「総額は二〇億円に―・るものとみられる」「連休の人出は五千万人に―・った」 (5)興奮する。逆上する。《上》「頭に血が―・ってしまって,何が何だかよくわからなかった」「足の気の―・りたる心地す/源氏(夕霧)」 (6)人々に取り上げられて表に出る。《上》(ア)話題・議題になる。「地震のことが話題に―・る」「規約改正が議題に―・る」「口の端(ハ)に―・る」(イ)(「食膳にのぼる」などの形で)用意されて食べ物として供される。「松茸(マツタケ)が食膳に―・る」 (7)時間を昔にさかのぼる。 →上りての世 〔「のぼす」に対する自動詞〕 [可能] のぼれる

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